グーグル、7月5日に「Currents」を終了–今後は「Google Chat」を拡充
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Googleは、「Google Workspace」(旧称「G Suite」)に組み込まれていた企業向けSNSサービス「Currents」を米国時間7月5日に終了する。同社はそれに伴い、Currentsから「Google Chat」へデータを自動移行するためのガイダンスを4月12日に公開した。
Workspaceの管理者は「Google Takeout」を利用して、8月8日までCurrentsのデータをエキスポートできる。9日以降は、データのダウンロードができなくなる。
同社によると、Currentsは廃止されるが、社内のチームメンバーが帰属感を失うことなく協業できるように、「Google Chat」の新機能を拡充する。すでに2022年から、コミュニティーの大規模なエンゲージメントをサポートするため、会話の要約機能によりスペース内のメッセージを常に把握できるようにするなどの機能を追加している。今後も引き続き新たな機能を加えていく予定だ。
4月17日から、組織が企業全体で情報共有を行うための新たな告知手段(アナウンスメント)をGoogle Chatで提供する。これは、スペースでの投稿権限を一部のユーザーに制限して、残りのメンバーは閲覧とリアクションができるというものだ。また2023年後半には、「Googleグループ」をGoogle Chatのスペースに統合して、メンバー管理を簡素化するほか、Workspace管理者がドメイン全体のスペースを管理するためのツールを提供する。
これまでにもGoogle Chatには、会話に表情を持たせたり、関心を引き付けたりするための機能が展開されている。例えば、メインの会話を妨げることなく、個別のトピックに返信できるインラインスレッドや、カスタマイズされた絵文字機能などだ。
同社は、急速に変化するハイブリッドワーク時代において、ユーザーの働く場所や時間を問わず、個人的なつながりと強い帰属意識を構築することが重要であると考えている。「ハイブリッドチームのために、コミュニティーと文化の構築を模索するWorkspaceユーザーにとって、Google Chatが最良の選択肢となるよう、今後も機能向上に取り組んでいく」(同社)