Web3新興企業への出資、減少が続く–前年同期比82%減
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Web3分野の新興企業に対するベンチャーキャピタル(VC)投資が落ち込んでいるとの調査結果を、Crunchbase Newsが公開した。
2023年第1四半期の投資額は前年同期の91億ドル(約1兆2200億円)から82%減少してわずか17億ドル(約2280億円)となった。2022年第4四半期と比べても30%減少している。
Web3という言葉は、イーサリアムの共同創設者であるGavin Wood氏が2014年に作り、提唱したとされるが、2020年まではそれほど広く知られていなかった。その2020年第4四半期の出資額は11億ドル(約1480億円)で、2023年第1四半期の出資額はそれ以降で最低水準となっている。
ディールフローも顕著な落ち込みが続き、第1四半期には333件と、前四半期の369件から減少し、500件以上が発表された2022年第1四半期からは急減している。
2022年第1四半期には、1億ドル(約130億円)を超える規模の調達ラウンドが29件あった。これには、ConsenSysなどによる4億ドル(約540億円)以上の資金調達も含まれている。これに対し、2023年第1四半期に調達額が1億ドルを超えたラウンドは2件だけだった。
特に大規模なものとして、Crunchbaseは、金融市場向けにブロックチェーン技術ソリューションを提供するカナダ企業Blockstreamによる1億2500万ドル(約168億円)の調達などを挙げている。