Xerox、パロアルト研究所をSRIインターナショナルに寄贈
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Xerox Holdingsは米国時間4月24日、傘下のパロアルト研究所(PARC:Palo Alto Research Center)を非営利研究機関のSRIインターナショナルに寄贈すると発表した。これにより、印刷、デジタル、ITサービスの革新に専念できるようになるという。
PARCは1970年に創設され、イーサネット、レーザー印刷、GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)などの技術を開発したことで知られている。2002年にXeroxの子会社として独立していた。
SRIインターナショナルは1946年にスタンフォード大学が設立したもので、当時の名称はStanford Research Instituteだった。1970年に同大学から分離した。
Xeroxの最高経営責任者(CEO)であるSteve Bandrowczak氏は、「今回の決定により、XeroxとPARCはそれぞれの強みと能力に合致した革新成果とソリューションの実現に注力できるようになる。この取引により、PARCのディープテックの革新を、SRIによって維持しつつ、Xeroxは自社の業務を簡素化、最適化して、当社ソリューションをハイブリッドワークの継続的な進化に集中させることができる」と述べた。
寄贈の一環として、XeroxはTechnology Exploration and Innovation Programという優先研究契約を結び、SRIはXeroxとその顧客に委託研究開発サービスを提供する。これを通じて、Xeroxの主力事業である印刷、デジタル、ITサービスに関連した分野を特定し、最終的には概念実証と実装のためのロードマップの作成を目指す考えだ。
この寄贈により、Xeroxの通期の業績予想に変化はないとしている。