中国、重要情報インフラでのマイクロン製品調達を禁止
今回は「中国、重要情報インフラでのマイクロン製品調達を禁止」についてご紹介します。
関連ワード (CIO/経営等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
中国は、重要情報インフラストラクチャー(CII)の運営者が米国のチップメーカーMicron Technologyの製品を購入することを禁止した。深刻なセキュリティ上のリスクを理由として挙げている。
中国政府がこの指令を発表したのは、Joe Biden米大統領が、2大経済大国である両国間の緊張がまもなく緩和される可能性があると示唆したのと同じ日だった。
中国サイバースペース管理局 (CAC) は現地時間5月21日、同国内で販売されたMicronの製品を評価するためにネットワークセキュリティ審査を実施したと述べた。この審査で、中国の重要情報インフラストラクチャーと国家安全保障に多大なリスクを与えかねない、深刻なネットワークセキュリティ問題が検出されたと、CACは述べた。
これを受けて、この評価を実施したネットワークセキュリティ審査室(Network Security Review Office)は、Micron製品は、この審査で定められていた要件を満たさなかったと結論付けた。
CACは、中国のネットワークセキュリティ法やその他の関連規制を挙げて、同国のCII運営者は、Micron製品の購入を停止する必要があると述べた。審査室は2023年に入り、国家安全法、サイバーセキュリティ法、サイバーセキュリティ審査規則に基づいて、この審査を実施すると述べていた。
中国当局は声明概要の中で、Micronが満たしていない要件について詳細を明らかにしなかった。ネットワークセキュリティ審査は、中国の主要情報インフラストラクチャーが製品関連の問題による脅威にさらされることがないよう、また、同国の国家安全保障を維持するために必要だったと、同当局は述べた。