大成建設、クラウド上のシステムとレガシーシステムのAPI連携を内製
今回は「大成建設、クラウド上のシステムとレガシーシステムのAPI連携を内製」についてご紹介します。
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大成建設は、日立ソリューションズのクラウド統合プラットフォーム「Workato(ワーカート)」を導入した。日立ソリューションズが発表した。
大成建設は、Workatoを活用してクラウド上に構築された新データ管理基盤と4つのレガシーシステムを1〜2週間でAPI連携させ、蓄積されたビッグデータをリアルタイムに活用する環境を、開発要員を増やすことなく内製で構築した。また、同社は自社のDXに向けて開発の内製化を進め、Workatoによる業務フローの自動化にも着手している。
Workatoは、低コストかつスピーディーにシステム統合し、業務プロセス自動化を実現するiPaaS製品。1000以上の豊富なコネクターを提供し、ノーコード/ローコードで開発できる。
日立ソリューションズの「RPA 業務自動化ソリューション」は、WorkatoやRPAなどの業務自動化ツールを、自社での取り組みを基にしたノウハウや技術力と合わせて提供している。このことから、大成建設は導入前の方針づくりから導入後の定着支援までのパートナーとして日立ソリューションズを選定した。
大成建設は、図面や3Dモデル・写真などの工事情報を保管した基幹システムを刷新し、それらの情報をビッグデータとして活用するための新たなデータ管理基盤を「Microsoft Azure」上で構築していた。しかし、APIを持たない既存の4つのレガシーシステムとの連携が課題となっていた。
リアルタイムなデータ活用には、連携ツールやバッチ処理ではなくAPI連携が必須だったが、Workatoの導入前は、レガシーシステムに関するAPIの個別開発には数カ月の期間と技術者の増員が必要と見られていた。