京セラ、ノーコードデータ連携ツールを導入–年間約1400時間の⼯数削減
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京セラは、ノーコードデータ連携ツールの「ASTERIA Warp Core」(Warp Core)を導入した。提供元のアステリアが発表した。
Warp Coreは、低価格かつノーコードでシステム連携基盤の構築やデータ統合が可能。100種類以上のアプリやサービスと連携するアダプターにより、各種クラウドサービスや基幹システムなど、さまざまな場所に格納されたデータとの連携が可能となる。
京セラの機械工具事業本部では、プログラミング経験のない従業員がWarp Coreを使い、全社基幹システムと事前に構築していた拠点横断情報集約データベースを連携させた「統合データベース」や、スケジュール実行機能、RPAツールと連携したデータ自動連携基盤を開発した。
これにより、年間約1400時間相当の業務工数の削減が可能となり、拠点ごとに独自で行っていた従来の情報管理から脱却できた。また、製造拠点を横断したMDM(マスターデータマネジメント)も強化している。
同本部では、世界各国で切削工具の開発・製造を行っており、従来設計・製造データは「Excel」や「Access」を活用した各拠点独自のシステムで管理・運用していた。そのため、拠点間での情報管理やデータ統合がスムーズにできないという課題を抱えていた。
そこで、同本部では「kintone」で設計・製造データを集約する「拠点横断情報集約データベース」を構築し、運用を開始した。さらに、同データベースと全社基幹システムを連携させた高度なデータ活用の推進についても準備を進めていた。