NTTデータ先端技術とNew Relicが協業–可観測性プラットフォームの導入支援サービスを提供
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NTTデータ先端技術とNew Relicは、New Relicが提供するオブザーバビリティー(可観測性)プラットフォーム「New Relic」の顧客への導入において協業した。併せて同ソリューションの導入・活用支援サービス「INTELLILINK マネージドサービス オブザーバビリティオプション」の提供を開始した。
オブザーバビリティーとは、システムの状態に関連するすべての情報を観測、調査し、システムの稼働状況を示すパフォーマンスデータを一元化してリアルタイムに可視化すること。昨今、障害発生の際に迅速な問題の特定と根本原因の発見・解決が可能となるオブザーバビリティーへの注目が高まっているという。
協業の開始に先立ち、NTTデータグループのシステム開発環境内のプライベートクラウドである「統合開発クラウド」で利用できるオブザーバビリティープラットフォームの1つとしてNew Relicが導入された。これを受けてNTTデータ先端技術は、INTELLILINK マネージドサービス オブザーバビリティオプションの開始に先駆け、統合開発クラウドで行われる開発プロジェクトに対するNew Relicの導入支援を開始した。
NTTデータグループの顧客企業のシステム開発・運用工程からオブザーバビリティー活用を促進、システム開発工程の効率化と高品質化を実現することで、顧客企業の競争力の維持と価値向上につなげるとしている。
New Relicは、クラウドベースのオブザーバビリティプラットフォームで、アップタイム(システムの稼働時間)とパフォーマンスの向上、規模と効率の向上、また開発段階での障害発生時に対する早期の原因特定などを可能にする。New Relicを活用することで、プラットフォームの設計・構築・運用や、ソフトウエア開発、セキュリティなど多岐にわたる領域でのDX推進をサポートし、市場投入までの時間の短縮できる。
同ソリューションは、ペタバイト規模であらゆるタイプのアプリケーションやインフラストラクチャーのデータを収集、可視化することができる上、APM(アプリケーションパフォーマンス管理)、インフラストラクチャー、ログ、デジタルカスタマーエクスペリエンスにまたがるソフトウェアスタック全体を1つのコネクテッドエクスペリエンスで簡単に分析し、トラブルシューティングを行うことができる。さらに、インシデントを迅速に検出、理解、解決するための応用インテリジェンスも備えている。
今後、NTTデータ先端技術はNew Relicの販売だけでなく、顧客の開発・運用工程における問題の特定、解決を行う概念実証(PoC)支援サービスの開始を検討するとともに、オブザーバビリティーの需要拡大を見込み、オブザーバビリティーエンジニアの育成プログラムを開始する。