OpenAI、「GPT-4」「DALL・E」「Whisper」などのAPIを一般提供

今回は「OpenAI、「GPT-4」「DALL・E」「Whisper」などのAPIを一般提供」についてご紹介します。

関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 OpenAIは米国時間7月6日、有料版「ChatGPT API」の全ユーザーに「GPT-4」へのアクセスを提供すると発表した。同社は3月にChatGPT APIをリリースし、6月にアップデートを提供していた。また、「Completions API」の旧モデルを非推奨(deprecation)とする計画も発表し、「Chat Completions API」への移行を推奨するという。

 同社によると、GPT-4は最も高機能なモデルとなり、GPT-4を活用した革新的製品が日を追うごとに増えている。6日より、有料版の支払い履歴がある開発者は、8kのコンテキスト長でGPT-4 APIを利用できる。新しい開発者には7月末までにアクセスを提供し、その後、利用可能な計算能力に応じて、一定時間当たりの利用回数を引き上げていく計画だ。

 「GPT-3.5 Turbo」「DALL・E」「Whisper」の各モデルも、本番環境で安定性を発揮できるようになったことを受け、APIを一般提供する。さらに、GPT-4とGPT-3.5 Turboの微調整を確実に行えるための機能を開発しており、同機能は年内に利用可能になる見通しだ。

 Chat Completions APIは3月にリリースされて以来、同社のAPI GPT利用率で97%を占めるまでに普及した。

 2020年6月にリリースされた最初のCompletions APIは、同社の言語モデルとやり取りできるフリーフォームのテキストプロンプトを提供した。しかしその後、より構造化されたプロンプトインターフェースの方が、良い結果を引き出せることが分かったという。チャットベースの枠組みは強力で、従来の使用例や新しい対話ニーズに対応しながら、より優れた柔軟性と具体性を提供できる。

 特に、システムメッセージや関数呼び出しなど、Chat Completions APIの構造化インターフェースと、チャットのマルチターン機能により、開発者は対話体験とさまざまな完了タスクを構築できる。また、ユーザーが提供するコンテンツとシステムへの指示を構造的に分離できるため、プロンプトインジェクション攻撃のリスクを低減できるという。

 同社は、Chat Completions APIの強化により、開発者に一層優れた、使いやすい機能を提供できると考えており、今後も重点的に取り組んでいく考えだ。

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