企業の88%が業務プロセス高度化への投資を増やすと予想–セロニス調査
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Celonisは、IBMコンサルティングと共同で行ったプロセスインテリジェンスに関する調査結果を発表した。これによると、調査対象の企業リーダーの88%は、厳しい経済環境にもかかわらずプロセスインテリジェンスへの投資が増加すると予想していることが分かった。
また約90%がサプライチェーンの混乱に苦慮しており、75%以上がインフレと不況に象徴される不安定な市場環境がビジネスに多大な影響を与えていると指摘している。
この調査は、さまざまな地域、業種、企業規模、そのほかの属性におよぶ製造産業における260人の企業リーダー(グローバルビジネスサービスのリーダー、シェアードサービスの責任者、経営幹部を含む)を対象として、5月に実施された。
調査によるとプロセスマイニングの導入は、カスタマーサービス(56%)、IT(53%)、サプライチェーン(55%)の分野で規模を拡大しているという。
さらに組織リーダーの95%以上が、部門を横断した業務パフォーマンスと監視を組み合わせることが、ゲームチェンジャーになると指摘しており、約半数は、データによる予測の精度を高める方法を模索中だという。
なお調査を実施したHFSリサーチによると、多くの組織がビジネスプロセスの設計と実行を再検討する必要があると考えており、このような課題に取り組む主な手法として、プロセスマイニングに注目していることが分かった。
また、この調査でデジタルプロセスツイン上に実装されたプロセスインテリジェンスが、多機能データとインサイトを提供できることが示された。HFSリサーチでは、このことから、ビジネスリーダーは、デジタルコマンドセンターを通じて、ビジネスの不確実性を予測的手法により管理できるようになるとしている。