オリンパス、タレントマネジメント基盤をグローバルで稼働–プロセスのシンプル化と標準化を実現
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オリンパスは、人事改革を支えるシステム基盤として人事管理クラウド「SAP SuccessFactors」のタレントマネジメントシステムの一部である「目標・評価管理」機能をグローバルで2023年5月に稼働させた。SAPジャパンが8月31日に発表した。
オリンパスは、2020年から欧州で活用していたSuccessFactorsのプラットフォームを、日本をはじめとするアジア地区、中国に拡張し、2021年に「後継者管理」機能を、2023年5月に目標・評価管理機能をグローバルに段階的に構築・展開している。
同社によると、新たなタレントマネジメントを中心とした人事基盤の導入によってプロセスのシンプル化と標準化を実現したほか、人材データの一元化が進んだことによってデータに基づく意思決定が可能となったという。また、グローバルで活躍する人材とはどういうものかの道しるべを従業員に示すフレームワークが整ったことで、人材育成に関する知見や経験の最大活用を目指している。
執行役 チーフ・ヒューマン・リソーシズ・オフィサー(最高人事総務責任者)の大月重人氏は、「従業員のパフォーマンスをグローバルで統一した評価軸で正当に評価できるということはとても重要。われわれは、これこそが会社や人の成長の根幹だと考えている。よって、システム面とともに、まずは目標・評価制度自体の整備に注力した」とコメントする。
加えて、「SuccessFactorsの導入により、市場環境の変化に応じて迅速に行動できるよう、リーダーに共通のデータ主導型タレントマネジメントサービスを提供できるようになった。パフォーマンス管理や目標管理のための20以上あったプロセスが標準化され、グローバルでフォーマットが統一されたことによって、今まで手作業でそれぞれ行っていた作業の効率が大幅に向上した」といい、今後は人材育成や従業員自身でのキャリア形成に発展させ、人と組織を活性化して人事改革をさらに進めていく意向だ。