「Bing」はそもそも「グーグル検索」と戦うつもりはない模様
今回は「「Bing」はそもそも「グーグル検索」と戦うつもりはない模様」についてご紹介します。
関連ワード (CIO/経営等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
2023年に入ってまもなく、Microsoftの検索エンジンである「Bing」と、その強力な人工知能(AI)エンジンが識者らの間で称賛を集めた。
その中には「『Bingチャット』のアクション機能はBingのチャットボットを生成型AIからバーチャルアシスタントに変えるゲームチェンジャーになり得る」という人もいた。また、「われわれは新たな時代の幕開け、すなわちルネッサンス(renaissance)、いや『ビンゲッサンス』(Bing-aissance)とでも言うべきものを目の当たりにしているのかもしれない」と恥ずかしげもなく書いている人もいた。さらには、「Bingはキングだ!」いう見出しを掲げたウェブサイト(風刺サイトのThe Onionではない)も本当にあった。
それから6カ月がたった今、The Wall Street Journal(WSJ)はAIチャットボットを搭載した新しいBingが「魅力的ではあるがゲームチェンジャーではない」とする記事を公開し、Bingをめぐる熱狂に水を差した。また米ZDNETのLance Whitney記者は「Bingの新たな能力は、検索エンジン市場におけるMicrosoftのシェアを急増させるきっかけにはならなかった」と結論付け、証拠としてWSJが引用したものと同じ統計を挙げた。
では、この数値は何を意味しているのだろうか。筆者が何年も前から述べてきている通り、StatCounterはデスクトップPCからモバイル機器へのシフトや、ウェブブラウザーのシェアの推移といった大きなトレンドの把握については素晴らしい働きをしている。