インドネシア証券取引所、データ仮想化で市場データ配信を高速化
今回は「インドネシア証券取引所、データ仮想化で市場データ配信を高速化」についてご紹介します。
関連ワード (ビッグデータ等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
データ仮想化製品を展開するDenodo Technologiesは5月17日、インドネシア証券取引所(IDX)が顧客への市場データ配信を高速化するため、「Denodo Platform」を採用したと発表した。
IDXは、インドネシア資本市場の規制当局および取引機関の1つとして、さまざまな市場データ製品ソリューションを提供している。IDXのトレーディング&メンバーシップ担当ディレクターであるLaksono W.Widodo氏は次のように語る。
「当取引所は、会員や加入者が市場データを受け取りやすくするための活動を行っており、また信頼できるデータをリアルタイムで提供することに一層傾注している。データの管理と統合に対する論理的なアプローチを活用することが、この目的を達成し、当取引所のデータサービスを向上させる上での鍵となる」
IDXは日々、株式や債券の取引データなど大量の取引データを受け取っており、スタンドアロンシステムに分散している。また、内部と外部のデータソースにはさまざまなデータ構造や幅広いネットワークが存在しており、これらを接続・結合・利用する必要があった。Denodo Platformで論理データファブリックを構成することで、こうした異種データを全て一カ所で管理できるようになる。
「私たちがDenodoを使用して最初に解決したデータ関連の課題は、新しい市場データシステム構想をサポートするために、リアルタイムのメッセージング/ストリーミングデータを他のAPIデータソースと統合するというものだった。そして私たちは、Denodoに他のユースケースも見いだしている。当取引所がデータソースを拡大させる中、Denodoは長期的なデータアーキテクチャーの最重要部分となるだろう」(Widodo氏)