HubSpot、生成AI搭載の新機能群「HubSpot AI」発表–「Sales Hub」も刷新
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顧客関係管理(CRM)プラットフォームを提供するHubSpot Japan(HubSpot)は、同社のプラットフォーム全体で利用できるAI搭載の機能群「HubSpot AI」の提供開始と、同社が提供するHub製品の1つである「Sales Hub」の刷新を発表した。
HubSpot AIは、生成AIの技術を活用した新機能の総称で、マーケティング、営業、カスタマーサービスといった顧客対面部門の生産性やデータ管理の質およびパフォーマンスの向上を支援する。
新機能は、AIアシスタント、AIエージェント、AIインサイト、「ChatSpot」の4つ。
AIアシスタントはマーケティング、営業、カスタマーサービスチームを強力に支援する生成AIツールとして機能する。HubSpotのプラットフォーム全体で利用可能で、コンテンツの下書き作成、画像の制作、ブログ記事のアイデア出し、ウェブサイト構築、レポート作成といった作業をわずかな時間で完了できる。
AIエージェントはウェブチャットやeメールなどの顧客対応を自動化しカスタマーサービスの質を向上させる。
AIインサイトは「AI売上予測」など、精度の高い分析や推奨事項を提供する予測AI機能群となっている。
ChatSpotは、成長企業の生産性向上に貢献する高度な生成AI機能。HubSpotのCRMをはじめとするデータソースから情報を取得し、ChatGPTの強力な機能を通じて多岐にわたるタスクを実行できる。
一方、Sales Hubのリニューアルでは、新規案件の開拓やリードに関するレポート作成から取引管理や予測分析に至るまでを支援する最先端の営業ソリューションを開発し、機能追加した。
追加された機能では、案件創出に向けたアクティビティーを一元的に管理する、営業担当者専用の「営業活動管理ワークスペース」が提供される。この機能により日常業務を整理しタスクに集中して取り組めるほか、緊急度の高いタスクに気付きやすくなる。
また営業とマーケティング両部門に対して豊富かつ一元的なデータが提供され、それらデータの可視性も飛躍的に向上できた。これにより新規案件開拓時のリード管理や追跡、優先順位付けの効率化が可能となった。見込み客の状態を正しく把握しながらパイプライン管理を効率化することで、新規案件開拓を効果的に進めることができる。
例えばリードソースや営業によるフォローアップ率などを確認できる「リードレポート」により、マーケティング担当者は営業へ引き渡したリードの数値的インパクトを確認でき、営業リーダーは営業担当者がどのようにリードに働きかけているかを把握できる。
さらに「プロスペクトアクティビティーレポート」により、コンバージョン率やアクティビティ指標などを基に、営業リーダーが、営業担当者による営業活動の成果を包括的に把握できる。
AIを活用した取引管理および売上予測などの機能も追加しており、AI売上予測ではHubSpotの予測AIと過去の販売データを使用して、今後の売上を予測する。HubSpotが実施した初期段階のテストでは、AI売上予測を使用した営業チームの一部では売上予測の精度が最大95%向上したことが確認されているという。現在は、パブリックベータ版として提供されている。
また取引インサイト機能により、営業パイプラインと営業プロセスの健全性に関してコンテキストが付与された示唆が得られ、営業担当者が簡単に取引の優先順位を付けることができる。取引タグ機能では、事前に設定された条件を基に取引を自動分類して色付きのラベルを付加する。
さらにミーティングの代理予約が可能になり、インサイドセールスチームと営業チーム間の引き継ぎが効率的に行えるようになった。リードフォームによる割り当てを使用することで、ウェブサイト経由で創出されたリードの属性を自動で素早く判断し、適切な担当者に割り当てられる。