Rust言語用のIDE「RustRover」をJetBrainsがプレビュー公開。コード補完、デバッガ、パフォーマンス分析など
今回は「Rust言語用のIDE「RustRover」をJetBrainsがプレビュー公開。コード補完、デバッガ、パフォーマンス分析など」についてご紹介します。
関連ワード (並列性、対応、言語等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、Publickey様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
Kotlin言語や統合開発ツールIntelliJ IDEAなどの開発を行っているJetBrainsは、Rust言語用の統合開発環境「RustRover」のプレビュー公開を発表しました。
Let's hear it for RustRover – our new dedicated Rust IDE! We’re announcing a free public preview and encourage you to check it out. Enjoy this IntelliJ-based IDE with on-the-fly analysis, code completion and debugger. Head over to the https://t.co/egUhhh29Hn
— RustRover (@rustrover) September 13, 2023
Rust言語はもともとMozillaが中心となってオープンソースで開発されているプログラミング言語です。
C言語のように低レベルのシステム開発向けに作られた言語で、不正なメモリ領域を指すポインターなどを許容しない安全なメモリ管理と、マルチスレッド実行においてデータ競合を排除した高い並列性を実現している点が特長です。
開発者向けのアンケートを集計した「Stack Overflow 2022 Developer Survey」では、Rustはもっとも好きなプログラミング言語に選ばれていました。
Rustによる開発に必要な機能を一式搭載
プレビュー公開された「RustRover」は、Rust言語での開発に必要な機能を一通り揃えていると説明されています。
具体的には、コードを高い生産性で記述するためのコード補完、コード生成、オンザフライのコード分析やコード修正、リファクタリング支援、シンタックスハイライト、マクロ拡張、高度なコードサーチ、Git対応などを備えています。
さらにデバッガ、テストランナー、プロファイリングとパフォーマンス分析などの機能も搭載。ビルドスクリプトへの対応、HTTPクライアント、データベースアクセス、Dockerなどもサポートします。
JetBrainsは最終的にRustRoverを商用製品として提供する予定で、2024年9月までのリリースを目指すとしています。