GitHub、Apple M1チップでGitHub Actionsの処理を実行する「M1 macOSランナー」提供開始、パブリックベータとして
今回は「GitHub、Apple M1チップでGitHub Actionsの処理を実行する「M1 macOSランナー」提供開始、パブリックベータとして」についてご紹介します。
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本記事は、Publickey様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
GitHubは、コードのビルドやテスト環境などで使えるGitHub-hosted runnerとして、Apple M1チップによる「M1 macOSランナー」の提供をパブリックベータとして開始すると発表しました。
Speed up your GitHub Actions jobs on macOS with all new, faster Apple silicon powered M1 macOS larger runner for arm64. https://t.co/zUlsVaVAJZ
— GitHub (@github) October 2, 2023
GitHubは、GitHub Actionsによるワークフローの一部として、コードのビルドやテストなどの実行環境「GitHub-hosted runner」を提供しています。
GitHub-hosted runnerは、Windows ServerやUbuntu、macOSの環境が提供されていましたが、macOSの実行環境はこれまでインテルCPUのマシンのみでした。
今回の発表で、ここにApple M1チップによる「M1 macOSランナー」が追加されることになります。スペックは6コアCPU、8コアGPU、14GBメモリ、14GBストレージです。
GitHubのiOS開発チームはUIテスト時間が55%短縮
GitHubによると、M1 macOSランナーは従来のインテル版3コアのmacOSランナーと比較して、ビルド時間を最大で80%短縮。インテル版12コアmacOSランナーと比較してもビルド時間を最大で43%短縮できると説明しています。
また、GitHubのiOS版アプリ開発チームがM1 macOSランナーに移行したところ、ビルド時間が42分から23分へと44%短縮、コードのコンパイルは51%短縮され、GitHubのモバイルテストスイート全体ではUIテストが55%短縮されたと報告しています。