「ChatGPT」の新機能を使ってカスタムGPTを作ってみた
今回は「「ChatGPT」の新機能を使ってカスタムGPTを作ってみた」についてご紹介します。
関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
「ChatGPT」の開発企業であるOpenAIは米国時間11月6日の「DevDay」イベントで、ユーザーが独自のチャットボットを作れる新サービスをまもなく提供すると発表した。この機能は、10日に正式にリリースされた。
これによって、有料の「ChatGPT Plus」「ChatGPT Enterprise」のユーザーは、「GPT Builder」に何がしたいかを伝えるだけで、自分でチャットボットを設計できる機能を利用できるようになった(訳注:OpenAIはユーザーが自分でカスタマイズしたチャットボットのことを「GPT」と呼んでいる)。
新機能であるカスタムGPTの背景にある考え方は、ユーザーが、標準的な汎用のChatGPTのモデルだけでなく、特定の分野や作業に特化したモデルを利用できるようにするというものだ。OpenAIは、公式ブログの中でいくつかの例を挙げているが、その中には、顧客の質問に答えるサポートスタッフを支援するチャットボットや、マーケティングに使用するロゴやキャンペーンをデザインできるチャットボットなども含まれている。
作成したGPTは、非公開にしておいて自分だけで使うこともできるし、一般に公開することも、特定の組織内だけで利用することもできる。また同社は、利用者が商業的に価値のあるカスタムGPTを作って一般に公開し、売り上げの一部を受け取ることができるGPTストアを11月中にオープンするという。
GPTの作成は、コーディングの知識やスキルがなくてもできる。GPTを作成するには、まずGPT Builderとの会話を通じて、GPTに何をやらせたいかを説明し、名前と、説明と、指示を与える。
その後、そのGPTに持たせたいChatGPTの機能(ウェブブラウジング、DALL・Eによる画像生成、コードインタープリター)を選択することになる。自分のGPTと外部のデータベースや、メールのインボックスや、eコマースシステムなどを接続して、実世界のデータを統合することも可能だ。
筆者は、自分の有料アカウントでサインインして、試しにGPTを作ってみることにした。GPTを作成するには、まず左ペインの下部にある自分の名前をクリックして、「My GPTs」を選択する必要がある。次に筆者は、表示されたMy GPTsページで、一番上の「Create a GPT」というオプションを選択した。
するとGPT Builderのページが現れ、どのようなGPTを作成したいかを尋ねてきた。ここでの指示はシンプルなものでもいいし、思いっきり凝ることもできる。筆者の場合はシンプルに、アップロードした文書を要約するGPTを作るよう指示した。するとGPT Builderは、このGPTに「Summary Sage」という名前を付けることを提案してきた。自分で名前を考えてもよかったのだが、今回はその名前をそのまま使うことにした。