マイクロソフト、大阪で4年ぶりリアルな開発者向けイベント–生成AIの“実力”を示す

今回は「マイクロソフト、大阪で4年ぶりリアルな開発者向けイベント–生成AIの“実力”を示す」についてご紹介します。

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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 日本マイクロソフトは12月13日、大阪で開発者向けの年次カンファレンス「Microsoft Ignite Japan」を開催した。日本では4年ぶりにリアル会場とオンラインでの同時開催となり、リアル会場は600人の来場者で満員、オンラインでも約8000人が参加した。

 生成AIの急速な進展により、今回のIgniteでもマイクロソフトの最新AIテクノロジーに関する紹介が行われた。基調講演には、代表取締役社長の津坂美樹氏、執行役員常務の岡嵜禎氏が登壇すると共に、AIを早期導入する企業として本田技研工業(ホンダ)、伊藤忠商事の2社が登壇。AI利用が企業のビジネスを変える、リアルな技術となり始めていることを実感させる内容となった。イベント基調講演の模様を2回に分けてレポートする(本稿は前編)。

 Microsoft Igniteは、グローバルでは2023年11月に米国本社主催で開かれ、全世界から参加者を集めた。コロナ禍以前は、米国だけでなく日本の会場でも開催されていたが、コロナ禍となってからは米国発のオンラインイベントとなっていた。2023年のテーマは、「Experience AI transformation in action at Microsoft Ignite」。開発者や企業のITプロフェッショナルなどを対象に、マイクロソフトが提供する最新のテクノロジーエコシステムの価値を最大限に引き出すために必要な情報、スキルを身に付ける機会を提供するイベントとなっている。

 大阪でのMicrosoft Ignite Japanは、11月開催での発表内容に加え、日本独自のコンテンツが実施された。基調講演の冒頭に登壇した津坂氏は、「マイクロソフトはちょうど1年前、『GitHub Copilot』を提供開始以来、マンスリーにどころかウィークリーというペースでAI関連の発表をしてきた。会場の皆さんはGitHub Copilotを使っていらっしゃるか?」と問いかけた。会場では半分程度の来場者が挙手し、津坂氏は「もっと、全員に手を挙げてもらえるよう頑張らないといけない。GitHub Copilotの導入で圧倒的な生産性向上を実現したという声があり、開発タイムが6割も短縮しているというレポートも出ている」とコメント。AIの登場以降、開発現場も大きく変化したと指摘した。

 「会場で既に利用していると手を挙げた皆さんと同じように、ソフトバンク、サイバーエージェントなど多くの開発現場での利用が始まっている。1人当たりのコーディング時間を2時間減らすことができるという声も挙っている」と津坂氏。生成AIを利用する企業数は急増しているが、津坂氏は、今後のAI普及のために、パートナーの存在が重要であるとも強調した。

 「9月に『Azure OpenAI Service』の利用が約60社とお話した。それから2カ月で2300社に増加した。マイクロソフトが提供する生成AIを利用する日本のお客さまの増加が加速していることを日々感じている」と津坂氏は述べ、「こうした新しいテクノロジーの普及には、マイクロソフトだけでなくパートナー企業との連携が不可欠となる。そのため生成AI活用を支援する新しいプログラム提供を開始し、既に100社以上のパートナーが賛同している。今後AIを活用したソリューション、サービスがどんどん提供されていく予定」と続けた。

 10月には神戸市にAIを活用したシステムを開発するための「AI Co-Innovation Lab」を開設した。それ以来、来場者は58社・224人、ラボ利用の申し込みは19社・24件に上ると津坂氏。11月に提供を開始した「Copilot for Microsoft 365アーリーアクセスプログラム」には40社以上が参加し、利用を開始したという。津坂氏自身にとっても欠かせない相棒となっていることを明らかにした。

 「日本企業の8割以上のお客さまに『Office』製品をご利用いただいており、それだけCopilot for Microsoft365への注目度は高い。アーリーアクセスプログラムに参加したお客さまが、この新しいプロダクトをどう活用できるのか、意欲的に実践している。そもそも私たちは、多過ぎる会議、書類、作業時間をどう効率化し、よりやりたい仕事に時間をシフトしていけばいいのかという永遠の悩みを抱えている」

 「私自身もCopilot for Microsoft 365を利用している。当初はプロンプトエンジニアリングではなかったためなかなか言うことを聞いてくれない場面もあったが、毎日利用していくことで、良い結果が出てくるようになるというのは本当だと実感している。具体的には、まず朝起きてメールを処理し、その後に出られなかった会議の議事録だけをもらう。出席した会議の議事録を見て、それが日本語だったら英語にしてすぐ本社に送る。お客さまを訪問する前には、お客さまと競合企業の状況について最近のプレスリリースをまとめ、それを1つずつのリンクではなく表にまとめるといった作業を(Copilot for Microsoft 365に)任せている。私にとっては、100%ないとどうしようもないくらい頼っている」(津坂氏)

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