HashiCorp、「Terraform Cloud」に集約されたVCSレビューを追加
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HashiCorpは米国時間1月3日、「HashiCorp Terraform Cloud」で集約されたVCSレビューを一般提供した。「HashiCorp Terraform Enterprise」でも間もなく利用可能になる予定。
Terraform Cloudは、サポートされるバージョン管理システム(VCS)にリンクされているワークスペースに対し、プルリクエスト(PR)やマージのようなアクションに応じて発生する実行について、ステータスチェックをリポジトリーにポストバックする。しかし、1回の実行ごとに1つのチェックを送信するという従来の方法は、多数のワークスペースを含むモノリシックなリポジトリー(モノレポ)では過剰な数のステータスチェックを生成するため、重要なアップデートなどの特定を難しくしていたという。
集約されたレビューは、複数のワークスペースにまたがるモノレポのステータスチェックを統合して表示し、ユーザーの注意や検証を必要とする最重要の変更を強調表示する。インフラに影響を与える可能性がある主要な変更を強調表示することで、予期せぬ変更を見逃す可能性を低減する。
主なユースケースとしては、大規模なモノレポに対するステータスチェックプロセスの合理化があるという。アカウント、リージョン、環境をまたいでプロビジョニングを繰り返す目的で多数のワークスペースに接続されたTerraformレポジトリーにも役立つとHashiCorpは述べる。
「GitHub」「GitLab」「Bitbucket」「Azure DevOps」といったTerraform Cloudの公式VCS統合をサポートする同機能は、アップデートされたコミットサマリーを備える。組織ごとにステータスチェックを集約し、レポジトリーにリンクされた全ワークスペース内で提案された変更の概略を示す。ユーザーは、「Details」リンクをクリックすることで追加の情報にアクセスできる。同リンクはTerraform Cloudの新しいコミットページに遷移する。
新しいコミットページは、モノレポに関連した各ワークスペースにリンクされた変更に関する包括的な詳細を含み、提案、修正、破棄されたリソースを含むサマリーバーを搭載する。ワークスペースは、ステータスごとにグループ化され、注意が必要、リソース変更がある、保留中、変更のないワークスペースなどで分けられる。ユーザーは、名前やプロジェクトでワークスペースをフィルタリングできる。
集約されたVCSレビューは、Terraform Cloudの「Version Control」セクションで有効化できる。