「C#」、2023年「プログラミング言語オブザイヤー」に–TIOBE指標
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「C#」がTIOBE指標史上初めて「プログラミング言語オブザイヤー2023」を獲得した。
C#は、最も高い上昇率(+1.43%)を1年間に示したことで受賞したとTIOBE Softwareで最高経営責任者(CEO)を務めるPaul Jansen氏は説明する。次点は、「Scratch」と「Fortran」で、それぞれ+0.83%と+0.64%だった。
C#は「Java」から市場シェアを奪っており、ウェブアプリケーションのバックエンドやゲームといった分野での人気が高まっているという。無料で利用可能で、着実なペースで進化しており、新しいリリースごとに表現力が増しているとJansen氏は述べる。
2023年のTIOBE指標における他の興味深い変化として、Fortranと「Kotlin」が以前から人気の「R」「Perl」に代わってトップ20に定着したことをJansen氏は挙げる。Fortranは、優れたライブラリーにより数値処理に適しており、多くの分野で大学のお気に入りであり、Kotlinは、学習と記述が容易なJavaのライバルだと同氏はコメントする。
2024年にどの言語がTIOBE指標のトップ20に入るかを予測するのは非常に難しいとJansen氏は語る。「Julia」は2023年、TIOBE指標に一時的に入ったが、その地位を維持するには至らなかった。再度のチャンスを得るには、Julia言語とコミュニティーの成熟が必要と指摘する。
同氏は、自身の予想として「Dart/Flutter」と「TypeScript」を挙げ、TypeScriptは、産業界で多用されているが、なせだかTIOBE指標での躍進は見られていないと続ける。
1月のTIOBE指標は、上位3言語が「Python」「C」「C++」で、2023年12月と同じだった。