「CTC 5.0」を本格的に始動–CTC・柘植氏

今回は「「CTC 5.0」を本格的に始動–CTC・柘植氏」についてご紹介します。

関連ワード (CIO/経営等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 2024年に向けたIT企業のトップメッセージを紹介する。

伊藤忠テクノソリューションズ(CTC) 代表取締役社長 柘植一郎氏

 2023年は、2021~2023年度の中期経営計画「Beyond the Horizons ~その先の未来へ~」の最終年度を迎え、DX支援や共創ビジネスの拡大を主軸とした「Accelerate」、5Gやクラウドのビジネス拡大を図る「Expand」、人材育成や経営基盤の変革を意図した「Upgrade」という基本方針の基で目標の達成に努めてきました。

 今年2024年は、いよいよ「CTC 5.0」を本格的に始動させていく年です。

 オフィスオートメーションやシステムのオープン化に伴いビジネスを拡大した1.0に始まり、クラウドやセキュリティサービスの拡充、データ分析やAI技術によるDXへの貢献を主軸とした現在の4.0と、時代の変化に挑戦しながら創立以来CTCは成長してきました。

 これから迎えるCTC 5.0とは、創造活動の源泉を知的資本に置く経営のシステムとしています。「人的資本」「組織・構造的資本」「関係資本」「情報資本」の4つを基礎的な資本として拡充を進め、いち早く新たな技術を取り入れながら組み合わせの技を磨き、結果としての財務的な成果を更なる知的資本の拡充につなげていくというサイクルを確立して、持続的な成長を強固なものにしていきます。

 技術の面では、生成AIは当然のこととして、センシング技術やAIと融合することでさまざまな場面での活用が期待できるエッジコンピューティングや、計算処理の飛躍的な高速化が見込まれる量子コンピューティングなどを中心に研究や検証を進め、お客さまや社会の課題解決に寄与する独自ソリューションの提供に注力します。

 昨年、伊藤忠商事による株式公開買い付けが発表され、CTCは伊藤忠商事の完全子会社になりました。私たちの職務やお客さまとの関係が変わることはありません。むしろ、単独ではできなかったさまざまな挑戦が可能になり、明日の変化に挑戦し続けられる体制が整ったと思っています。

 地球温暖化や緊迫する世界情勢、エネルギーの枯渇や食糧の不足など、前例のない社会的な問題に対応していくためには、哲学、倫理、そして美学なども必要でしょう。さまざまな分野とつながり、さまざまな技を融合して、2024年はCTC 5.0へのバージョンアップに取り組んでいきます。

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