インフォマートと串カツ田中HDの合弁会社、飲食店運営を効率化するアプリ実証
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インフォマートと串カツ田中ホールディングス(串カツ田中HD)の合弁会社Restartz (リスターツ)は、同社が開発したアプリ「V-Manage」の実証実験を6月24日から都内3店舗において実施している。インフォマートが7月5日に発表した。
Restartzは飲食店支援システムの提供に向けて、2021年10月18日に設立された。同社ではインフォマートがアプリのシステム設計/開発および運用/保守、マーケティング、販売促進活動などを担当し、串カツ田中HDが飲食店経営に関する知見を基に、アプリの機能やサービスの仕様についてアイデアを提示したり、自社が運営する店舗においてアプリの実証実験を実施したりする。
外食産業の生産性向上や人手不足、人件費の高騰などが課題となる中、Restartzは業務効率化や店舗運営の省人化を支援し、店舗運営の改善やデジタル化につなげるため、同アプリを開発した。
同アプリは、飲食店の開店から閉店までの業務工程を可視化し、安全かつ無駄のない店舗運営を支援する。また中小規模の外食企業も、串カツ田中HDという大規模チェーンのマネジメントサービスを導入することが可能となる。同アプリにより、就労人口が減少する中でも店内サービスを劣化させることなく提供できるとしている。
加えて、社員教育のマニュアルをアプリ内で管理できるため、アルバイト/パート社員の教育体制を強化したり、限られた人員による複数店舗の管理体制を構築したりできる。スタッフの質問対応やルーティン業務のリマインドなど店長の業務負荷を軽減し、「仮想マネージャー」として店舗運営を支援する。
Restartzは7月以降、対象店舗を拡大しながら実証実験を実施する予定。実証では、同アプリによる店舗支援の有効性と安定した稼働を検証し、2022年中の本格導入を目指している。