「Linux」でBluetooth接続の問題をbluetoothctlコマンドで解決するには
今回は「「Linux」でBluetooth接続の問題をbluetoothctlコマンドで解決するには」についてご紹介します。
関連ワード (Linuxノウハウ、特集・解説等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
筆者は先頃、非常に優秀だとされる2つのスピーカーをレビュー用に受け取った。しかし、セットアップを始めてすぐに、ヘッドホンに問題が発生した。
先に進む前に、筆者の環境が複雑であることを説明させてほしい。筆者はオーディオマニアなので、レコードをよく聴く。ストリーミングサービスで音楽を聴くことも多い。ほとんどの場合、Spotifyで新しいアーティストを見つけた後、そのアーティストのレコードを購入する。筆者がオフィスやデスクで過ごす時間の長さを考えると、音楽鑑賞に使用しているシステムは、オーディオマニアにふさわしい水準に完全には達していない。この問題の原因の一端は、筆者のオフィスの間取りと、フロアスタンディングスピーカーを楽しそうに破壊する猫の存在にある。
筆者の古いスピーカーはAUX入力とライン入力の両方を備えていたので、ターンテーブルをAUX入力に接続し、PCをライン入力に接続していた。これら2つの入力端子は非常に便利だった。しかし、新しいスピーカーはRCAライン入力と3.5mmライン入力を備えていた。もちろん、両方の入力を使用して、システムを正常に動作させることができるとは考えていなかったが、興味本位で試してみたところ、3.5mm入力が常にRCA入力よりも優先され、うまく機能しなかった。
幸い、新しいスピーカーはBluetoothをサポートしていた。したがって、筆者が所有するSystem76の「Thelio」デスクトップコンピューターにBluetoothが搭載されていることは、好都合だった。つまり、Bluetooth経由でスピーカーを接続すれば、その接続を使って、コンピューターのデジタルオーディオを聴くことができるはずだった。
しかし、すぐに問題が発生した。Bluetooth設定を開いて、スピーカーの電源をオンにしても、「Ubuntu Budgie」は接続するデバイスを見つけることができなかった。Bluetoothがうまく機能していないようだった。
幸いなことに、筆者が使用しているのは「Linux」なので、問題を修正する手段が常に用意されている。今回は、bluetoothctlコマンドという解決策があった。本記事では、このツールの使い方を解説する。
必要なもの:この機能を利用するには、Bluetoothオプションを備えたマシンと、sudo権限を持つユーザー(bluetoothctlコマンドを提供するBlueZをインストールするため)が必要だ。
最初に、ターミナルウィンドウを開いて、BlueZをインストールできるようにする必要がある。ターミナルウィンドウアプリはデスクトップメニューにあるはずだ。
BlueZのインストール方法は、使用するディストリビューションによって異なる。さまざまなディストリビューションのコマンドを簡単に紹介しておこう。
bluetoothctlコマンドを使用する前に、以下のコマンドでbluetoothctlを起動して有効にする必要がある。
次に、bluetoothctlコマンドを使用して、近くのデバイスをスキャンする。そのコマンドは以下の通りだ。
この時点で、ディストリビューションのBluetoothのGUIツールに戻ると、利用可能なすべてのデバイスが検出されているはずだ。その後、GUIを通して、接続したいデバイスを選択すると、すべてが正常に機能するはずである。
この次善策は理想的な解決策ではないものの、筆者の経験では、Bluetoothに少し問題があると感じたとき、この方法を試すと、ほとんどの場合うまくいく。