ライフコーポレーション、生鮮部門の発注にAI需要予測を活用

今回は「ライフコーポレーション、生鮮部門の発注にAI需要予測を活用」についてご紹介します。

関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 スーパー大手のライフコーポレーションは、AIによる需要予測に基づいて発注業務を自動化するサービス「AI-Order Foresight」を生鮮部門で活用する。2024年4月までに全店舗で稼働を始める。BIPROGYが2月13日に発表した。

 AI-Order Foresightは、小売店舗の販売実績・気象情報・特売企画情報などの各種データをもとに、日々の商品発注数をAIで自動算出するクラウドサービス。従来の自動発注システムでは精度面で実現が困難だった日配品・生鮮品などの自動発注を可能にした。処理技術には、BIPROGYが持つ統計解析技術とAI技術を活用し、短時間で高精度に分析する。AI機能で予測モデルを改善するため、専門家でなくても予測精度の維持・向上が可能だ。

 ライフの生鮮部門では、流通加工を行うプロセスセンターやメーカーへ、店舗や納品先の要望・ニーズに応じて計画数量を事前発注している。このため、自動発注の適用に当たり5日前までの予測を行う日配品の発注に比べ、長期間の発注予測をする必要があった。

 AI-Order Foresightを活用することで、これまで行ってきた予測より長い3週間先までの商品発注数の自動算出が可能となる。実験店舗での事前検証では、当初計画していた発注作業時間の削減目標の達成と精度の高い発注が可能であると実証された。

 ライフでは、今回の導入で精度の高い発注が可能になり、商品の欠品が減少することで販売機会・廃棄ロスを削減できると期待している。また作業負荷・難易度が高い業務をAIで自動化することで、経験が少ない従業員でも精度の高い発注が可能になる。さらにAI-Order Foresightの運用に当たり、3週間先まで算出された各商品の発注数量を発注画面に表示し、異常値の確認・修正を行い、発注作業の削減と精度の向上を実現していく。

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