ヤマハ発動機、予算管理業務システムを刷新–SAPジャパンらが変革を支援
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PwCコンサルティングとSAPジャパンは、ヤマハ発動機がDX戦略の一環として、グローバルで新予算管理業務システムを稼働させたと発表した。同システムには「SAP Business Planning and Consolidation」(SAP BPC)が用いられている。これによりヤマハ発動機では、予算目標を事前に合意する予算策定プロセスへの移行が進展していくことになる。
SAP BPCは事業計画を合理化し、決算処理の迅速化と精度向上を図り、決算処理にかかる時間の削減に貢献する。事業計画、予算編成、事業予測、財務連結の各機能を提供し、簡単に事業計画と事業予測を調整できる。また、予算編成と決算サイクルの加速や、財務報告基準への準拠の強化にも役立つ。オンプレミスまたはクラウドでの導入が可能で、SAP/非SAPデータの統合や「SAP S/4HANA」によるデータへのリアルタイムアクセスも実現するという。
ヤマハ発動機は、「KPIコミットメント型予算プロセス」を実施する目的でSAP BPCを導入した。このプロセスは、従来の積み上げ型の予算プロセスではなく、本社経営陣、本社事業本部長の双方が経営・事業シナリオを策定し、そのシナリオをベースに予算目標を事前に合意するもの。
PwCコンサルティングは、国内における多数のSAP BPCの導入支援実績を持つ。同社はこれまでのグローバル予算制度改革で得た豊富な経験と確立された方法論を活用して、新予算システム導入および重要業績評価指標(KPI)コミットメント型予算プロセスの構築を支援した。これによりスピードや可視化、精度に関する課題と個別最適化された業務システムの課題を解決したという。
またSAP S/4HANAが先行導入されているヤマハ発動機本社を含む国内3社だけでなく、グローバルで活用する新しい標準業務・システムについても構築を支援した。