神奈川工科大学、「入学前教育プログラム」に学習プラットフォーム採用–学習習慣の醸成に
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神奈川工科大学は、「入学前教育プログラム」に記憶定着のための学習プラットフォーム「Monoxer(モノグサ)」を採用し、2023年12月に活用を開始した。同プラットフォームを提供するモノグサが発表した。同プログラムの対象者は、総合型選抜と学校推薦型選抜で早期合格した一部の2024年4月入学予定者の541人だという。
入学前教育では、入学後に専攻する学問分野を学習する上で必要な知識事項の習得に向けて、高等学校の既習範囲の復習や専門知識の予習を行う。高校までの基礎学力の補強、学習意欲の向上、学習習慣の醸成、入学後の発展的な学習へスムーズに移行できるようにすることが目的だという。
これまでの一般的なオンラインを活用した「入学前教育プログラム」では、各学生が課題に取り組む過程や中間テスト後の復習の実施状況まで、管理者が把握しづらかったという。
対象者は個人所有のスマートフォンでMonoxerを通じて英語・数学・理科(物理・生物・化学のいずれかを選択)の最大3科目に取り組む。管理者は、月に1回ほどMonoxerで中間テストを実施し、学習した内容の定着状況を把握できる。またMonoxerのリアクション機能やコメント機能を活用して、学習者一人一人の学習進捗状況に応じたフォローアップを実施している。
Monoxerを活用した「入学前教育プログラム」によって、同大学では累計学習回数2万7000回、約40万問以上の演習問題への取り組みが実現した。これは1人当たり平均70回、約1000問程度の演習問題に取り組んでいることになる。Monoxerを活用することによって、管理者は学習の進捗(しんちょく)度を記憶度としてリアルタイムに管理画面上で確認できるようになったという。
今後、同大学では、大学中退率の軽減施策の一環としてMonoxerの活用を検討しているという。学生一人一人の記憶度に応じた学習機会を提供することで、授業内容の理解につまずく学生を減らし、留年・退学率の軽減も目指す。また、教職員が学生の知識定着のサポートにかける時間の一部をMonoxerで代替することで、あらゆる負担を減らせるとしている。