「ChatGPT」、多要素認証が可能に–有効にすべき理由とその方法
今回は「「ChatGPT」、多要素認証が可能に–有効にすべき理由とその方法」についてご紹介します。
関連ワード (セキュリティ等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
「ChatGPT」といった生成型の人工知能(AI)モデルを使用する際の大きな関心事は、データの安全性だ。そのためにOpenAIは、ChatGPTとAPIのアカウントのセキュリティにさらなるレイヤーを追加するための新機能を搭載したと発表した。
同社が米国時間3月7日にX(旧称:Twiter) 上で発表したところによると、ユーザーは多要素認証(MFA)を有効化できるようになった。つまり、自らのアカウントに対する不正アクセスをより困難にできる。
MFAの設定は簡単だ。画面の左下隅にあるユーザー名をクリックした後、「Settings」(設定)を選択し、「Multi-factor authentication」(多要素認証)の隣にある「Enable」(有効化)ボタンをクリックするだけだ。
この後、自らのアカウントを認証するために再びサインインするよう促されるか、そのまま「Secure Your Account」(アカウントをセキュアにする)という新たなページが表示される。ユーザーはそのページで、自らのスマートフォンにある任意の認証アプリを用いてQRコードをスキャンし、提示されたワンタイムコードをテキストボックスに入力する。
認証アプリとしては、「Google Authenticator」や「Microsoft Authenticator」などが利用できる。ここまで終えれば、MFAの設定は完了だ。
現在のセキュリティを強化するためのさらなるレイヤーを追加する意味があるかどうかを考えている人には、「2要素認証によって、通り一遍の攻撃のほとんどは未然に防止できる」という米ZDNETのEd Bott記者の言葉を贈りたい。設定はこれほど簡単であるため、さらなるセキュリティレイヤーと安心感を得る上での手間とは感じられないはずだ。