営業DXサービス「Sansan」、「新規顧客開拓ソリューション」を提供

今回は「営業DXサービス「Sansan」、「新規顧客開拓ソリューション」を提供」についてご紹介します。

関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 Sansanは8月2日、営業DXサービス「Sansan」における「新規顧客開拓ソリューション」の提供を発表した。

 発表の冒頭、同社で取締役 執行役員 最高執行責任者(COO)を務める富岡圭氏は、Sansanを2022年6月にクラウド名刺管理サービスから営業DXサービスへと進化させた背景を説明した。

 コロナ禍以降の働き方の変化にともない、営業・マーケティング活動におけるデータベースの重要性が高まったことから、2022年6月に「営業を強くするデータベース」としてコンセプトを刷新。従来の名刺情報だけでなく、メールの署名やウェブフォームからの問い合わせ内容、セミナー参加者情報など、Sansan上に蓄積する顧客との接点情報を拡充するとともに100万件を超える企業情報を標準搭載し、データドリブンな営業・マーケティング活動を後押ししてきたという。

 営業DXサービスとなってからの1年で、その成果は見え始めていると富岡氏。2023年6月、Sansanに取り込まれた接点数は約980万で過去最高だった。解約率も過去最低水準の0.44%で、年間経常収益(ARR)も200億円を超えたという。

 Sansanのデータベースの価値をさらに実感してもらい、営業DXの推進、営業生産性の向上を後押しするには、具体的な営業課題を解決すること、そのためのソリューションを提供していくことが必要と富岡氏。

 営業活動において継続的に成果を上げるためには、新規顧客の開拓が重要な役割を担っている。新規顧客開拓の成否を決めるのは営業リストだと言っても過言ではないと執行役員 Sansan事業部 事業部長を務める小川泰正氏は述べる。しかし、営業戦略や緻密なターゲティングを反映した営業リストの作成には「営業リストの入手」「営業リストの加工」「アプローチ」という3つ側面で課題があるという。

 多くの企業では、リストの元となる情報を入手するためインターネット上を探したり、外部から企業データを購入したりと、多くの工数や費用がかかり効率化できていない。狙いたい企業を商談・契約の有無、業種や規模、増収増益といった最新の動向でリストを絞り込むために加工したくても手間がかかる。営業リストを作れたとしても、企業の代表電話番号や住所といった基本情報しかなく、アプローチの手段が限定的になってしまう。

 これらの課題を解決し、Sansan上で営業リストの作成からアプローチまで一気通貫で可能にし、新規顧客の開拓を後押しすることを目的に新規顧客開拓ソリューションを提供すると小川氏。

 同ソリューションは、「拠点情報」「企業動向タグ」「営業リストの作成・共有機能」を搭載する。拠点情報が企業情報に加えて提供されることで、全国の拠点名や住所といった、より粒度が細かい拠点単位の情報を確認可能になる。これにより、アプローチ先をより明確にリストアップできるようになる。

 企業動向タグは、「DX導入」「セミナー開催実績」「営業職募集」など95項目で企業をラベリングする。導入しているITサービスを示す「導入ITサービスタグ」とともに、企業の最新の動向を見極め、リストの絞り込みを可能にする。営業リストの作成・共有機能により、Sansan上で営業リストを簡単に作成・保存し、組織内で共有することができる。

 拠点情報は9月中の実装を予定しており、営業リストの作成・共有機能は順次開発予定。企業動向タグはリリース済みだという。

 これからのSansanは、顧客との接点の有無に関わらず営業を強くすると富岡氏は述べ、「ユーザーの営業活動を後押しできるよう、さらに進化を続けていく」とアピールした。

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