福井県庁、「政策オープンイノベーション」の推進でAvePointのツールを導入
今回は「福井県庁、「政策オープンイノベーション」の推進でAvePointのツールを導入」についてご紹介します。
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AvePoint Japanは3月19日、「Microsoft 365」の運用支援ツールとして「AvePoint Cloud Governance」と「AvePoint Policies&Insight」が福井県庁に導入されたと発表した。同県が推進する「政策オープンイノベーション」には「Microsoft Teams」が活用されており、その外部開放に伴うゲストユーザーの管理と情報共有のセキュリティ強化を図っている。
2020年に福井県は、県民が中心となる県政を目指して、政策オープンイノベーションを開始。その実現のために、5000人を超える県民が参加する「福井県長期ビジョン」を策定している。この取り組みを進めるため、2019年にはTeamsが導入され、庁内外のコミュニケーションを促進している。
Teamsの外部開放は、官民のコミュニケーションを活性化させる一方で、幾つかの課題も顕在化した。まず、Teamsを外部へ安全に開放するためには、ゲストユーザーを招待可能な「チーム」(Teamsにおける複数ユーザーでの協働機能)の設定を適切に管理することが求められる。これには、担当者の作業負担の増加や、設定ミスによる情報漏えいのリスクが伴う。また、ゲストユーザーの適切な権限付与と無断追加の防止策が必要になる。招待されたチーム以外の情報へのアクセス制限、使用されなくなったゲストユーザーやチームメンバーでないにもかかわらずアクセス権を持つユーザーの監視も不可欠という。
福井県では、AvePoint Cloud GovernanceとAvePoint Policies&Insightを導入することで、ゲストユーザーの管理や情報共有のセキュリティを強化し、県民、市町村、民間事業者との安全なコミュニケーションを実現した。今後は、使用されていないTeamsのチームを整理し、より効率的な管理を目指すとともに、県庁のネットワークをクラウドへ移行も計画する。これには、ゼロトラストセキュリティやクラウドバックアップなどの新しいセキュリティ対策が求められる。