セイコーエプソン、EDIクラウドの採用で業務やITシステムを標準化

今回は「セイコーエプソン、EDIクラウドの採用で業務やITシステムを標準化」についてご紹介します。

関連ワード (クラウド等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 OpenTextは、セイコーエプソンが企業間データ連携のクラウドサービス「OpenText Business Network Cloud Enterprise」を採用したと発表した。

 今回の導入によりセイコーエプソンは、海外を含むグループ共通のEDIシステムを活用して、業務およびITシステムを標準化できる。また、限られたリソースで業務とシステム運用を継続しながら、タイムリーで正確な信頼できるデータ(トラステッドデータ)を基に経営判断ができるようになるとする。

 OpenText Business Network Cloud Enterpriseは、EDIサービスとして、業界・業種・業態を問わず国内外のあらゆる標準に対応している。また、各国のコンプライアンス要件にも対応し、自社による個別対応が必要なくシステムの構築、運用が容易となる。さらに、運用サポートの共通化によりグローバルで統一した管理ができる。

 セイコーエプソンは、ERPの移行に伴い、EDIの統一、標準化を計画していた。そこで、基幹業務をグローバルで統一・標準化できること、標準化によるタイムリーなデータの供給と迅速な経営判断、業務・マスター標準化によるガバナンスの強化を3つの大きな目的として製品選定を行い、今回の採用に至った。

 同社では、これまで社外とのEDI接続を拠点ごとにバラバラに実施していた。しかし、ビジネスのグローバル化や顧客ニーズの多様化が進むにつれ、システムの維持管理が難しい状態になっていた。今後標準のEDI基盤としてエプソングループへ展開し、順法・セキュリティへの迅速かつ確実な対応ができる安全安心な基盤として、将来にわたり活用していく。

 今後、同社はサプライチェーンの可視化も検討しており、そのための基礎となる外部データの重要な供給元として同サービスを活用していく予定だ。また、グループの国内販売会社では、2026年4月までに国内の家電量販店および販売代理店などとのEDI接続を完了し、その後、海外量産製造工場の調達EDIへも展開する。

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