ラック、大規模プライベートSOC向けシステム基盤にテラデータを採用
今回は「ラック、大規模プライベートSOC向けシステム基盤にテラデータを採用」についてご紹介します。
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ラックは3月25日、大規模なプライベートセキュリティ運用センター(SOC)で利用するデータの収集・分析に米Teradataの「Teradata VantageCloud」を採用すると発表した。既に一部の顧客企業向けサービスで本番稼働を開始しており、今後はTeradataの日本法人となる日本テラデータとサービスの高度化および販売拡大で協力する。
ラックは、同社のSOC「JSOC」で約1000組織の顧客からセキュリティ運用監視業務を受託しており、監視対象のセキュリティ機器やシステムに関する膨大なログデータなどを日々収集し、アナリストがリアルタイムに分析している。これまでは、ログデータを専用の非構造型データベースに格納していたが、データ量に応じて課金される価格体系ソフトウェアであったため、ログデータ量の増加に伴うコストが課題になっていたという。
このためラックは、顧客組織専用に設計したSOC向けのデータ基盤の1つとして、Teradata VantageCloudを採用することにしたと説明する。Teradata VantageCloudは、異なるさまざまなデータソースを仮想的に一元化して、アクセスや分析、管理が行えるクラウド型の仕組みとのこと。データ量に依存しないライセンス体系のため、SOCで扱うデータが増えても高いコストパフォーマンスを実現できるとしている。
ラックは、今後にAI/機械学習を含む分析機能「ClearScape Analytics」を用いて、AIを生かしたセキュリティ脅威などの検知モデルを開発し、セキュリティ監視業務の高度化を図る予定。日本テラデータとは、セキュリティ監視業務におけるデータ活用、AI活用での協業を推進していくという。