日本ラッド、「ディープフェイク判定システム」を開発–企業向けベータ版を提供
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日本ラッドは、東京大学からディープフェイク判定技術の特許およびソフトウェアのライセンス提供を受け、誰でも簡単にディープフェイク画像・動画を検出できるウェブサービスのベータ版である「SeekFakeβ」の提供を開始した。
この技術は東京大学の山崎研究室(Computer Vision and Media Lab)の研究成果。2022年6月時点で類似技術に比べトップクラスの検出精度を達成しているという。新しい疑似フェイク画像の生成方法であるSBIs(Self-Blended Images)を利用して生成された画像を、ディープフェイク検出AIにフェイク画像として学習させる。これにより従来型では検出が難しかったフェイク画像に対しても高い汎用(はんよう)性と頑健性で検出を行うことができるようになるという。
日本ラッドが提供するSeekFakeβは当面の間、ベータ版として企業ユーザー向けに無償で提供される。アカウントは申込制で、法人または公共団体に限定してのローンチとなる。今後フィードバックを検証しながら一般向けサービスとしての拡大も検討していくとしている。