ちふれ化粧品、4種のECサイトを統合–ブランド横断の商品検索実現
今回は「ちふれ化粧品、4種のECサイトを統合–ブランド横断の商品検索実現」についてご紹介します。
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化粧品の開発・製造・販売を行うちふれグループのちふれ化粧品は、3月にリニューアルオープンした同社の公式ECサイト「My CHIFURE Online」に販促/顧客関係管理(CRM)機能一体型のクラウドECカートシステム「メルカート」を採用した。提供元のエートゥジェイが発表した。
メルカートは、さまざまな角度から母集団を見つけ出せるセグメント機能、多彩なキャンペーン施策、高度なリアルタイム分析を一貫して行えるという「CRM+」を搭載。より効果が期待される顧客グループに対して容易に施策を実施でき、販売につながる改善活動を行うことが可能だとしている。
これまでちふれ化粧品は、4つの公式ECサイトをそれぞれ個別のカートシステムで運営しており、ユーザーはブランドを横断した買い物ができなかったことから、システム導入の検討に至った。サイトごとに管理画面も独立しており、運用負荷と煩雑さが課題だったという。
ちふれ化粧品は、4つのECサイトを統合することで運用基盤を整えるほか、将来的な外部システム連携による機能強化などに向けて、システムの統合を含めた全面リニューアルに至った。同社は、分析機能をはじめとしたマーケティング施策機能によって改善活動の速度を上げられることや、エートゥジェイのグループ会社ecbeingのパッケージ版EC基盤「ecbeing」への移行が容易であることからメルカートを採用した。
サイトの統合に伴いちふれ化粧品は、ブランド、商材カテゴリー、肌の悩み別などさまざまな検索軸を設置。これによりユーザーは、ちふれグループが展開するブランドを横断的に探せるようになると見込まれる。
My CHIFURE Onlineでは現在、オープニングキャンペーンとしてノベルティーグッズのプレゼントキャンペーンを実施している。特定の会員セグメント、購入金額、特定の商品、先着順など、条件に当てはまる注文者へ自動的にノベルティーグッズを配布し、対象者にはカート画面で通知する。同サイトでは、年間購入金額で6段階に分けた会員ランク施策を実施。ランクごとの特典や特別オファーの実施が可能で、顧客エンゲージメントの向上が期待される。