AWS、AIアシスタント「Amazon Q」を一般提供–「Amazon Q Apps」プレビュー版も公開

今回は「AWS、AIアシスタント「Amazon Q」を一般提供–「Amazon Q Apps」プレビュー版も公開」についてご紹介します。

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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 Amazon Web Services(AWS)は、日々の事業運営を最適化できるよう生成AIソリューションを長年提供してきた。同社は米国時間4月30日、AIアシスタント「Amazon Q」を一般提供し、それらソリューションに追加した。

 AWSは、Amazon Qを2023年11月に初めて発表したが、4月30日に開発者やビジネス向けに一般提供するとともに、Amazon Qの利用に関する無料コースや新機能のプレビュー版を公開した。

 Amazon Qは、企業向けの安全なAIアシスタントとして設計されており、社内データを利用し、コーディング、デバッグ、複数ステップの計画、推論といった技術タスクを実行して開発者がワークフローを最適化することや、さらに、ビジネスデータ全体の質問に対する回答を従業員が得られるようにすることを支援する機能を持つとAWSは述べる。

 「Amazon Qは、現在利用可能な生成AI搭載アシスタントとしては最も有能で、業界をリードする精度、高度なエージェント機能、クラス最高のセキュリティを備え、開発者の生産性の向上とビジネスユーザーの意思決定の迅速化を支援する」とAWSでAIおよびデータ担当バイスプレジデントを務めるSwami Sivasubramanian氏は声明で述べる。

 AWSは、同アシスタントを複数の形式で提供している。同日に一般提供された「Amazon Q Developer」「Amazon Q Business」に加え、新機能「Amazon Q Apps」のプレビュー版が公開されている。

 Amazon Q Developerは、開発者が「コーディングの泥沼」にはまっている時間を減らし、実際のコーディングといったより高いレベルのタスクにより多くの時間を費やせるようにする。リリースによると、開発者は今日、コーディングに費やしている時間が30%を下回っているという。残りの時間は、退屈な作業に追われており、その部分をAmazon Qは支援する。

 Amazonは、Amazon Qが開発者やITプロフェッショナルを「コーディング、テスト、アプリのアップグレードからトラブルシューティング、セキュリティスキャンや修正、AWSリソースの最適化」といった作業全てにおいて支援できると語る。

 Amazon Q Businessは、組織が生成AIを使って膨大なデータを検索が容易な単一のハブに集約し、従業員が重要な組織データに容易にアクセスできるようにする。Amazon Q Businessを使うことで、ユーザーは、簡単なプロンプトを使って企業データに基づいたサマリー、コンテンツ、回答にアクセスできる。

 Amazon Qは、Amazonのビジネスインテリジェンス(BI)ツール「Amazon QuickSight」でも利用可能なので、ビジネスアナリストは、自然言語を使ってBIダッシュボードを短時間で構築できるとリリースは述べる。

 最後に、Amazon Q Appsは、Amazon Q Businessの新機能でプレビュー版が提供された。従業員は、自然言語を使って独自の生成AIアプリケーションを構築できるため、コーディングの経験がなくても、必要とするアプリケーションを説明するだけで、Amazon Q Appsが生成してくれる。

 ユーザーがAmazon Qの活用方法を学習できるよう、自分のペースで学べる2つの無料デジタルコース「Amazon Q Introduction」と「Amazon Q Business Getting Started」も公開されている。さらなる学習が必要な場合に向け、Amazon Q BusinessとAmazon Q Developerについてより詳細なブログ記事も公開されている。

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