Ubie、生成AIを活用した医療機関向け新サービスのベータ版を提供
今回は「Ubie、生成AIを活用した医療機関向け新サービスのベータ版を提供」についてご紹介します。
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Ubieは、全国の病院を対象に、生成AIで生産性向上を図る新サービス「ユビーメディカルナビ 生成AI」のβ版を提供開始した。
同サービスは、複数の生成AIを活用し、病院内のさまざまな業務効率化を支援する。生成AIは「ChatGPT」をはじめとして、同社が精度検証などを行った複数のモデルを組み合わせることができ、文章生成・要約の他、音声認識、画像認識、検索拡張生成(RAG)などの機能を利用できる。
また院内データが病院の個別環境外で処理されたり、AIの学習で活用されたりすることなく安全に利用でき、閉域網でのサービス提供も可能となっている。
さらにプロンプトエンジニアリングや業務にあわせたAIモデルの選定、オペレーション構築、院内データの安全な取り扱いなど、コンサルタントが支援する。
同サービスは、2023年12月に実施した恵寿総合病院での実証実験をはじめ、複数の協力医療機関での実証実験の結果を踏まえ、提供されることとなった。恵寿総合病院との実証実験では書類作成業務の時間が最大3分の1まで軽減できるなどの成果が確認されている。
Ubieでは同サービスの利用ケースとして、医療現場でのさまざまな書類作成業務や議事録の作成、電子カルテの記載作業などを挙げている。
例えば、プロンプトをあらかじめ設定し、必要な情報を読み込ませ要約させることで、指示に沿った形式でサマリー案を作成できる。この際、電子カルテなどの仕様に応じ、最適な活用方法を提案するとともに、見出し付き箇条書き要約、SOAP形式など指定のフォーマットへの変換も可能だという。また投入した文章を生成AIにより加工する際、医学用語や院内用語などを反映した文章生成・要約が可能だ。