ひろぎんHDと広島銀行、「Sansan」を導入–グループ間の人脈を資産として活用

今回は「ひろぎんHDと広島銀行、「Sansan」を導入–グループ間の人脈を資産として活用」についてご紹介します。

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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 ひろぎんホールディングスおよび広島銀行は、3月から従業者約3000人に営業DXサービス「Sansan」を導入した。同サービスを提供するSansanが発表した。

 Sansanは、名刺やメールといった接点から得られる情報を正確にデータ化し、全社で共有できるデータベースを構築する。またあらかじめ搭載している100万件以上の企業情報や商談をはじめとする営業活動の情報も一元管理できる。

 Sansanを導入する前は、ひろぎんホールディングスおよび広島銀行では、顧客情報を各社内システムによって管理していた。しかし情報の更新については各従業者が名刺情報を基に行っていた。また、直接の顧客ではない行政やアライアンス先などの担当者情報は各従業者が管理していたため、名刺情報の管理や内容の更新、人脈の照会などに1人当たり月3.3時間かかっていたという。さらにホールディングス化によってグループ間の人事異動が通常となり、人脈を円滑に引き継げない可能性が出てきていたという。

 ひろぎんホールディングスおよび広島銀行は、今回の導入で、名刺をスキャンするだけで名刺情報をデータ化し顧客情報を蓄積できるとしている。また、必要に応じて他の従業員が登録した名刺情報を検索・確認できるため、名刺管理の業務や商談前の準備を効率化できるとした。

 さらにSansanでは、データ化した名刺情報に、決算発表などの企業情報や、異動・昇進といった人事情報などを自動で付与する。このため、名刺やメール署名だけでは得られない、より精度の高い顧客情報を作成できるとしている。

 ひろぎんホールディングスおよび広島銀行では、Sansan導入を機に「個人情報保護宣言」を見直し、両者間で接点情報の共有を可能にした。これをベースにSansanを活用しながら、グループ間の人脈を資産として最大限活用し、業務領域の拡大と新規開拓を推進していくという。

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