マイクロソフト、「Copilot for Microsoft 365」のプロンプト作成を支援する新機能

今回は「マイクロソフト、「Copilot for Microsoft 365」のプロンプト作成を支援する新機能」についてご紹介します。

関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 「Copilot for Microsoft 365」を活用すれば、「Microsoft 365」のアプリケーションやワークフローでAIによる支援を受けることができる。Microsoft 365アプリケーションでのCopilotの支援効果を最大化するため、Microsoftは最適なプロンプトをより容易に記述するための機能を追加している。

 Microsoftは米国時間5月8日、調査レポート「2024 Work Trend Index on the State of AI at Work」を発表した。併せて、今後数カ月以内に登場するCopilot for Microsoft 365のアップデート情報も明らかにした。

 「オートコンプリート」「リライト」「キャッチアップ」「Copilot Labsのアップグレード」といった新機能は全て、プロンプトの作成を最適化するもので、完璧なコマンドを作成する時間を短縮しながら、適切な単語や文脈を容易に含めることができる。

 Copilotでまもなく提供される予定の「オートコンプリート」機能は、プロンプトの入力を始めるとプロンプトが自動で補完され、意図した結果を確実に得るための詳細が提案される。この提案は、Copilotを活用する他の方法を発見するのにも役立つ。

 Microsoftはまた、プロンプト作成の労力を最小限に抑えつつ、その品質を向上させるために、基本的なプロンプトをより詳細なものに改修する「リライト」機能を追加する。同社によると、同機能を活用することで「誰もがプロンプトエンジニアになれる」という。

 おそらく今回の発表の最大の目玉は、ユーザーの最近のアクティビティーに基づいて「反応の良いおすすめ」を提示する、新しい「キャッチアップ」チャットインターフェースだろう。Microsoftはユースケースとして、「木曜日に営業担当バイスプレジデントとのミーティングがあります。ここをクリックすると詳細なメモが表示されます」というCopilotとのやりとりを例示している。

 同機能は、Copilotを一般的なAIチャットボットの能力を超え、ユーザーのワークフローに深く統合されたAIアシスタントとして強化するものになる。

 最後は、Copilotのユーザー体験を最大化するためのリソースハブである「Copilot Lab」をアップデートし、独自のプロンプトを作成、公開、管理できるようにしたり、チームがそれぞれのワークフローに合ったプロンプトを容易に共同作成したりできるようにする。

 Microsoftは、これらの機能が利用可能になる時期について詳細を明らかにしておらず、「数カ月内」という表現にとどめている。

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