SCSK、グループ技術戦略「技術ビジョン2030」策定–「共創ITカンパニー」目指す
今回は「SCSK、グループ技術戦略「技術ビジョン2030」策定–「共創ITカンパニー」目指す」についてご紹介します。
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SCSKは「共創ITカンパニー」実現に向けた取り組みを加速させるため、技術戦略「技術ビジョン2030」を策定した。
同ビジョンは、「先進デジタル技術の最大活用」「技術知財の活用・創出によるソリューション開発・展開」「顧客や社会の課題解決に向けた多様なステークホルダーとの技術共創」の3つを軸とする。
具体的には、2030年までに「先進デジタル技術と技術知財の活用によるデジタルオファリング事業比率70%以上の実現」、「生成AIを活用した『AI駆動型開発』の100%適用」、「高度デジタル人材1万人への拡充」という3つの目標達成を目指す。
注力するデジタル技術領域は「AI/データ活用」を中心に、「クラウドネイティブ」「UXデザイン」との融合を促進。生成AIを生産技術に適用し、AI駆動型開発による生産性向上を目指す。またサイバーセキュリティ対応のための技術力強化も進める。さらに、研究開発組織を中心に、将来有望な先端技術の選定と早期事業適用に取り組む。
SCSKグループは、既に金融犯罪検知・防止やクラウド型コールセンターサービス分野でのAI適用を進めている。業務パートナーAIなどのソリューション開発に加え、システムライフサイクル全般に適用するAI駆動型開発に着手し、車載システムや業務アプリ開発で大幅な生産性向上を実証している。
また、デジタルツインやデジタルヒューマン、量子AIシミュレーターなどのサイバーフィジカル空間対応技術開発にも取り組み、社会課題解決に貢献する次世代ソリューションの創出を目指す。
一方で、生成AIの適切な利用ガイドライン策定や不正プログラムコード混入防止など、先進デジタル技術の安全・安心な活用環境整備も推進する。