「macOS」標準「ターミナル」の代替アプリ5選
今回は「「macOS」標準「ターミナル」の代替アプリ5選」についてご紹介します。
関連ワード (macOSを使いこなす、特集・解説等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
筆者は「MacBook Pro」と「iMac」の両方でターミナルアプリを頻繁に使用する。「Linux」マシンの1つにSSH接続するためだけに使用することもあれば、タスクを処理するために使うこともある。いずれにしても、「macOS」標準の「ターミナル」アプリは使わないようにしている。
まず、標準のターミナルアプリは非常に基本的な機能しか備えていない。さらに、exitと入力しても閉じない(ほとんどのターミナルアプリでは、exitと入力して閉じるのが普通だ)。exitと入力した後でも、ユーザーは手動でアプリを閉じる必要がある。これは非効率的だと思う。
そのため、macOSでは、いつもほかのターミナルアプリを使うようにしている。本記事では、代替アプリに興味がある人のために、筆者が最も高く評価しているmacOS向けターミナルアプリケーションを5つ紹介する。この中に、読者の皆さんのニーズに完璧に対応できるターミナルアプリが必ずあるはずだ。
それでは、アプリの紹介に移ろう。
これら5つの中で最高のアプリを最初に紹介する。筆者はiTerm2を長年使用しており、このアプリには、ターミナルアプリに必要な機能がすべてあると感じている。iTerm2は、分割ペイン、ホットキーウィンドウ、検索、オートコンプリート、コピーモード、貼り付け履歴、インスタントリプレイ(ターミナルから削除したテキストを復元する)、24ビットカラー、マウスサポート、通知センターのサポート、プロファイル、外観のカスタマイズなど、多数の機能を備える。
筆者は、Linuxのターミナルに近い使用感にするために、iTerm2を透明に設定している。分割ペイン機能のおかげで、新しいタブを開かずにターミナルウィンドウを並べて使用し、それらのウィンドウを行ったり来たりできる。そうすることで、何が起こっているのかを一目で確認できる。iTerm2は無料で提供されており、「macOS 10.14」以降(Intel版と「Appleシリコン」版の両方)をサポートする。
kittyは、LinuxとmacOSの両方で使用できるターミナルアプリだ。グラフィックス、「Unicode」「TrueColor」「OpenType」合字、マウス操作、フォーカストラッキング、括弧付き貼り付けなどの現代的な機能をサポートする。kittyの最も優れた機能の1つは、標準の機能セットを拡張する「kitten」だ。例えば、「icat kitten」の助けを借りて、kittyでリモート画像を表示する、といったことが可能である。kittyで子猫の画像を表示したい場合は、以下のコマンドを実行する。
子猫の画像がkittyのウィンドウに表示される。kittyは無料でmacOSにインストールして使用することが可能だ。