コンサル大手のBCGとEY、AI関連の取り組みを相次ぎ発表
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企業が事業運営に関わる専門的なアドバイスを得るために活用しているのが、コンサルティング会社だ。そして今、Boston Consulting Group(BCG)を含む多くの会社が、コンサルティングサービスに加えて、生成人工知能(AI)に関する支援も提供しようとしている。
生成AI企業のAnthropicは米国時間9月14日、BCGと提携して、「Claude 2」を含む自社のAIモデルをBCGの顧客企業に提供することを明らかにした。
提携を通じて、BCGは戦略的にAIを活用する最善の方法について顧客に情報を提供するだけでなく、顧客がビジネス成果の達成に役立つ形でAnthropicのAIモデルを導入できるよう支援する。
プレスリリースによれば、想定される企業向けのユースケースには、「ナレッジマネジメント、市場調査、不正検知、需要予測、レポート作成、経営分析など」が含まれるという。
また、コンサルティング会社EYも現地時間9月13日、自社のAIプラットフォーム「EY.ai」の導入を発表するとともに、同AIに14億ドル(約2070億円)を投資してきたことを明らかにした。このプラットフォームも、クライアント企業がビジネス目標達成のためにAIを導入する支援を行なうことを目的としている。
BCGとEYは今回の発表によって、KPMG、Accenture、McKinsey & Companyなど、すでにAIプロジェクトを進めている多数のコンサルティング会社の一員として名を連ねることになった。
大手コンサルティング会社がいずれも、ここ1年以内に人員の削減、新規採用の凍結、あるいは入社日の延期を実施していることを考えると、こうしたAI投資のタイミングには興味深いものがある。