Sansan、「Sansan Labs」に3つの新機能–営業戦略立案に必要な情報収集を効率化
今回は「Sansan、「Sansan Labs」に3つの新機能–営業戦略立案に必要な情報収集を効率化」についてご紹介します。
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Sansanは8月29日、「Sansan Labs」に3つの新機能「AI企業検索-導入サービス-」「グループ企業検索」「機構改革ニュース」を実装した。営業戦略立案に必要な情報収集をより効率化する。
営業DXサービス「Sansan」内にあるSansan Labsは、未来の働き方を体験できる実験的な機能を提供するサービス。自社で蓄積した名刺データをはじめとする接点情報や企業情報、さらにはウェブ上に散在する膨大な公開情報を活用し、営業活動の効率化や社内コラボレーションの活性化、顧客接点の分析などに役立つ機能を無料で公開している。
新規開拓などに伴って営業戦略を立案する際、効率的に販路を拡大するために自社の商材と連携可能なプロダクトを導入している企業や、グループ企業間で同じような課題を持っていそうな企業、組織改編などで新たな投資が発生する可能性のある企業など、さまざまな条件から優先順位をつけてターゲット候補を絞り込んでいる。しかし、条件に合致する企業をウェブで一件ずつ検索することは多大な時間がかかり、担当者の負担となっていたという。そこで今回、ターゲット候補の絞り込みに活用できる新機能を実装したとSansanは説明する。
AI企業検索-導入サービス-は、商品・サービス名を入力すると、ウェブ情報から該当するサービスを導入している企業をリストアップする。競合サービスや、自社と連携しているサービスを導入している企業を検索することで、新規開拓における優先度が高い企業を発見できる。
グループ企業検索は、企業名を入力すると、有価証券報告書における資本状況を基に、該当企業を含むグループ企業を一覧で表示する。親会社・子会社の関係性や、従業員数・所在都道府県なども表示されるため、営業を担当する領域のグループ企業を簡単に発見できる。
機構改革ニュースは、部署の新設・改名および統廃合など、組織改編の情報をリストアップする。直近で発生した組織改編の情報を一覧化するほか、発令日やキーワードなどから検索することも可能。組織改編が行われると、新しくITツールやオフィス設備などが必要になる場合があるほか、新規プロジェクトの立ち上げなどによって投資が活発になるケースがある。機構改革ニュースは、そうした新たな需要が発生しそうな企業の発見を可能にする。
Sansanの研究開発部が主導で開発しているSansan Labsは、生成AI領域の機能開発を積極的に推進しており、「GPT」を活用した新機能をこれまでにもリリースしている。直近では、「AI人物プロフィール」を提供している。同機能は、商談相手の企業名と氏名を入力するだけで、AIがウェブ上の情報を収集し、商談相手の経歴や仕事内容を要約する。経歴や仕事内容、登壇実績などが要約されるため、商談相手の情報を網羅的に把握することができる。