HashiCorp、「Terraform Enterprise」デプロイオプションに「Nomad」「OpenShift」追加
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HashiCorpは米国時間8月29日、最新の「HashiCorp Terraform Enterprise」において、より柔軟なデプロイオプションを提供するために「HashiCorp Nomad」「Red Hat OpenShift」をサポートしていることをブログ投稿で述べた。
Terraform Enterpriseは、「HCP Terraform」のセルフホストディストリビューション。厳しい規制、データレジデンシー、エアギャップされたネットワーク要件を持つ顧客向けに提供される。HashiCorpは2023年9月、Terraform Enterpriseに新しい柔軟なデプロイオプションを導入し、「Docker Engine」とクラウドマネージドの「Kubernetes」サービス(「Amazon Elastic Kubernetes Service(Amazon EKS)」「Microsoft Azure Kubernetes Service(AKS)」「Google Kubernetes Engine(GKE)」)をサポートした。さらに、2024年には「Podman」のサポートを追加し、オプションを拡張している。
HashiCorp Nomadは、コンテナー、バイナリー、仮想マシン向けのモダンで効率的なアプリケーションスケジューラー。Terraform Enterpriseの2024年8月リリース(v202408-1)で、完全サポートのランタイム環境として追加された。「Nomad Enterprise」ユーザーは、Terraform Enterpriseのデプロイとランタイムに対するサポートをHashiCorpから直接受けることができる。
Red Hat OpenShiftは、パッケージ化された運用拡張機能、強力なデフォルトのセキュリティポスチャー、商用サポートオプションにより企業で人気のKubernetesアプリケーションプラットフォーム。Terraform Enterpriseの2024年7月リリース(v202407-1)で、OpenShiftクラスター上でのデプロイがサポートされた。これには、セルフマネージドのOpenShift Container Platform環境に加え、「Amazon Web Services(AWS ROSA)」「Microsoft Azure」「Google Cloud」「IBM Cloud」でホストされたOpenShiftサービスが含まれる。
Terraform EnterpriseのReplicatedデプロイメントを実行している場合、新しいデプロイメントオプションに移行することをHashiCorpは推奨している。Terraform Enterpriseの最終的なReplicatedリリースは2024年11月に予定されており、同社はこのリリースを2026年4月1日までサポートするが、11月までに移行することで、組織は最新の機能と修正を受け続けることができるとしている。
2024年8月リリースによりTerraform Enterpriseのデプロイオプションとしては、Red Hat OpenShiftとHashiCorp Nomadに加え、サポートされている「Linux」ディストリビューション上のDocker Engine、「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)8/9」上の「Podman」、クラウドマネージドKubernetes(Amazon EKS、Microsoft AKS、Google GKE)が利用できる。