ダスキン、会計業務のフロントシステムとして「SmartDB」を本格利用

今回は「ダスキン、会計業務のフロントシステムとして「SmartDB」を本格利用」についてご紹介します。

関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 ダスキンは、業務のデジタル化を支援する大企業向けのクラウドサービス「SmartDB」を導入し、10月から会計業務のフロントシステムとして本格的に展開する。提供元のドリーム・アーツが8月1日に発表した。

 ダスキンはSmartDBについて、高度なワークフローとウェブデータベース機能を兼ね備えたノーコード開発基盤であり、プログラミングの知識がない非IT人材でも簡単にアプリケーションを作成できる点を評価している。また標準機能が充実しており追加開発が不要で、会計業務のフロントシステムとして高度な業務要件に対応できることや、他システムとの豊富な連携実績があることも評価している。さらにインボイス制度・電子帳簿保存法にも将来的に対応可能な機能を備えている点も採用のポイントとなった。

 ダスキンは、2019年に設置されたシェアードサービスセンターで業務効率化と管理コスト削減を目指している。同センター内で既にSmartDBを一部利用しているが、10月からは子会社を含む経理部門を中心に約1000人が利用する予定となっている。

 現在、「振替伝票業務」「請求書支払業務」などのデジタル化に向けて、同センターを中心にSmartDBで開発を進めている。両業務では、10を超える各種マスターとひも付いた伝票をSmartDBで申請・承認し、承認されたデータをグループ会計システムに連携させる一気通貫の会計業務のデジタル化を予定している。

 また基幹システムにデータを取り込む際、入力間違いによるエラーが起きないよう、SmartDB上で金額一致確認のほか、日付や税率、科目チェックを行う「入力制御」を実現させる。加えて各伝票における明細を一覧で分かりやすく表示させるため「ダイナミックブランチ機能」の活用も含めて開発中だ。この機能は業務アプリケーション同士の多階層の親子関係、多段参照・集計等の多様なデータ連携、アプリ間の動的な権限制御などをノーコードで開発することを可能にする。

 ダスキンでは複雑業務のデジタル化は全て同センターの非IT人材を中心に開発・展開している。なお同センターでは、ドリーム・アーツが提供する認定制度において、既に8人がSmartDBで業務アプリケーションのデザインや開発ができる「業務デザイナー」に合格している。

 今後は、同センターで担うほかの会計業務をはじめ、インボイス制度や電子帳簿保存法に対応した業務や各種申請業務のデジタル化についても順次展開する予定だ。

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