Swiftコードを直接ビルドしてAndroidアプリを作る「Native Swift toolchain and driver for Android」、Skipがテクノロジープレビュー公開
今回は「Swiftコードを直接ビルドしてAndroidアプリを作る「Native Swift toolchain and driver for Android」、Skipがテクノロジープレビュー公開」についてご紹介します。
関連ワード (推奨、新機能、言語等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、Publickey様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
SwiftコードでiOSアプリとAndroidアプリを開発できるツール「Skip」を提供しているGlimpse I/Oは、Skipツールの新機能として、SwiftコードをビルドしてAndroidアプリを作るツールチェーン「Native Swift toolchain and driver for Android」のテクノロジープレビューを公開しました。
下記はSkipの開発者であるAbe White氏のポスト。
The Skip team is thrilled to announce our first tech preview of a *native* Swift toolchain for Android!https://t.co/Yx7lo6n4eB pic.twitter.com/qex11bTxf5
— Abe White (@aabewhite) September 11, 2024
iOSのネイティブアプリケーション開発には、開発ツールとしてXcodeを使い、Swift言語を用いてプログラミングを行うのが、iOSの開発元であるAppleが推奨する方法です。一方、AndroidではAndroid Studioを開発ツールとしてKotlin言語を用いてプログラミングすることがGoogleによって推奨されています。
バージョン1.0はSwiftをKotlinにトランスパイル
SkipはSwift言語だけでiOSアプリもAndroidアプリも開発可能にするツールで、今年(2024年)8月にバージョン1.0に到達しています。
参考:単一のSwiftコードからiOSアプリとAndroidアプリが作れる「Skip 1.0」正式リリース。SwiftをKotlinへトランスパイル
このSkip 1.0はSwiftコードをKotlinにトランスパイルし、それをコンパイルしてAndroid対応バイナリにすると共に、Swift標準ライブラリやSwift UIなどをAndroid向けに再実装したものをパッケージングすることで、SwiftコードでのAndroidアプリ開発を可能にしています。
SwiftネイティブでAndroidアプリの開発を可能に
今回テクノロジープレビューとなった「Native Swift toolchain and driver for Android」は、SwiftコードからKotlinコードへのトランスパイルをせず、Swiftコードを直接ビルドし、Androidで実行可能なアプリケーションの開発を可能にするものです。
すなわちSwiftネイティブでAndroidアプリケーションの開発を実現しようという試みです。
まだプロジェクトは始まったばかりですが、今後はリリースされたばかりのSwift 6.0への対応およびSwift 6.0で利用可能なコンカレンシー機能のサポートなどを進めていくとしています。