マクニカ、ロート製薬の部門横断DXプロジェクトを伴走支援
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マクニカは、ロート製薬の部門横断DXプロジェクトを伴走支援している。その一環として、同社にローコード開発プラットフォーム「Mendix」を提供した。
ロート製薬は、2021年から生産調達に関するさまざまな部門で構成される全社的なDXプロジェクトを推進しており、その中で情報管理の負担が課題となっていた。エンジニアリングチェーンの改革プロジェクトや、部門間での情報集約・進捗把握を目指すサプライチェーン改革プロジェクトの進行には、要件定義や業務の標準化に詳しい人材が少なく、時間がかかっていた。マクニカが参画したのは、これらの課題を解決し、プロジェクトを進めながらDXに必要な人材を育成するためだ。
マクニカはロート製薬と共同で課題整理やロードマップ作成などのプランニングを行い、プロジェクト立ち上げやマネジメントの支援を実施した。さらに、将来的な内製化を見据えてアジャイル開発やアプリ開発などの技術的な支援と、ナレッジトランスファーを含む人材育成のための伴走を進めている。
この取り組みの結果、プロジェクトマネジメントのスキルが向上し、アジャイル開発の実践や小さな成功体験の積み重ねにより全体最適の視点を習得した。また、Mendixを通じて得た開発スキルやマインドセットの変化により、部門を超えた協力と迅速なDX推進が可能になった。さらに、社内の部門間や外部パートナーなど多くの関係者を巻き込んだプロジェクトで、一つの仕組みを作り上げることに成功した。
今後は、エンジニアリングチェーンに関連する業務の自動化や効率化を推進し、データ連携による開発から製造までの情報精度向上や自動化を進めていく。大きな生産拠点の一つである上野工場での展開を進め、大阪工場への拡張やグループ会社への展開も進めていく。また、企画から生産までの領域にアプリケーションを展開し、開発領域との融合も視野に入れている。