ブレインパッド、「Slack AI」を全社導入–社内情報の可視化とコラボレーションを促進
今回は「ブレインパッド、「Slack AI」を全社導入–社内情報の可視化とコラボレーションを促進」についてご紹介します。
関連ワード (データマネジメント等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
ブレインパッドは、「Slack AI」を全社的に導入した。同サービスを提供するセールスフォース・ジャパンが発表した。ブレインパッドは、データ分析支援と、SaaSプロダクトの提供によるデータ活用サービスを提供している。
Slack AIはSalesforceグループのSlackが提供するAI機能。ブレインパッドでは導入後、Slack AIのまとめ機能により、社員同士の活動内容や情報共有が活発化し、新たなコラボレーションが生まれているという。この機能は、選択したチャンネルのダイジェストを毎日配信することで、見逃しがちな情報へのアクセスを容易にし、社内情報の可視化とコラボレーションを促進する。
また回答の検索機能により、必要な情報に素早くアクセスできるようになり、情報収集の効率が向上した。同ツールでは、キーワードや質問に対して「Slack」内のデータから回答を提示することで、情報検索の手間を削減できる。
さらに会話要約機能により、会議や議論の内容を迅速に把握できるようになり、意思決定のスピードアップにつながっているという。この機能は、チャンネルやスレッドの概要をワンクリックで把握することで、要点の迅速な把握を可能にし、タイムパフォーマンスを向上させる。
このほか、「Slackコネクト」を活用することで、社外とのコミュニケーションにおいてもセキュリティを確保しながら、安全な情報共有ができているという。Slackコネクトは、組織の垣根を越えてSlackでコミュニケーションを取れるようにする機能で、ワークスペース内のチャンネルやダイレクトメッセージ(DM)を、セキュリティが担保された環境下で、外部の組織と共有できる。
ブレインパッドは、いち早くAIを社内に取り入れることで、業務効率化を推進し、競争力強化を目指している。Slack AIについては、既存システムとの連携の容易さや、導入後直ちに生成AIの機能を活用し、業務効率化の効果を実感できる点を高く評価している。
また情報セパレーションが強固で、コミュニケーションの性質に応じた機能の使い分けができることも採用の決め手となった。情報セパレーションとは、セキュリティ対策の1つで、機密情報にアクセスできる端末とインターネットに接続する端末を分離することで、リスクを軽減する考え方。
同社がSlack AIの活用状況についてアンケートを実施した結果、エンジニアが多く所属する部門では、56%が利用しており、そのうち56%(全体の31%)が「便利になった(活用している)」と回答しているという。