NRIデジタル、資生堂のサービス構築を支援–店頭での接客をウェブで振り返り
今回は「NRIデジタル、資生堂のサービス構築を支援–店頭での接客をウェブで振り返り」についてご紹介します。
関連ワード (マーケティング、リテールテック最前線等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
NRIデジタルは5月10日、資生堂ジャパン(資生堂)のデジタルサービス「パーソナルビューティープラン」(PBP)の構築を支援したと発表した。PBPでは、来店客が店頭で受けたカウセリングサービスをウェブで振り返ることができる。同サービスは2月14日から、資生堂がビューティーコンサルタント(BC)を派遣する全国の化粧品専門店やデパート、GMS(総合スーパー)、ドラッグストアで導入されている。
PBPは、BCがタブレット経由で記録した情報(肌の状態に合った手入れの方法や手書きで説明したしたメイク方法など)をQRコードで発行し、その場で来店客がスマートフォンで読み取ると、以降ウェブで参照することができる。NRIデジタルは、PBPのサービス要件の検討から参画し、コンセプトの立案からデザインやシステムの構築まで資生堂と取り組んだ。両社は同サービスにより、OMO(オンラインとオフラインの融合)を図る。
これまでNRIデジタルは、資生堂の総合美容サイト「watashi+(ワタシプラス)」や、テクノロジーを活用したサービスを提供する化粧品ブランド「SHISEIDO」の旗艦店「SHISEIDO GLOBAL FLAGSHIP STORE」などにおいて、ビジネス検討からシステム構築まで支援した経験がある。今回のPBPの構築では、こうした知見を生かしながらコンサルタントとエンジニアが一体となって進めたという。
サーバー構築においては、NRIデジタルの「API Atelier」を導入し、Amazon Web Services(AWS)のサーバーレスサービス群を活用してウェブのアプリケーションプログラミングインターフェース(API)とその運用環境を素早くかつ低コストで構築。APIの利用方法や単位、データ構造などを適切に要件定義・設計することで、高い効果を上げられるとしている。
アプリ開発では、NRIデジタルのアプリ開発プラットフォームを活用してプロトタイプを作成し、ユーザーインターフェース/ユーザー体験(UI/UX)とシステムの改善を繰り返した。テストの自動化と継続的インテグレーション/継続的デリバリー(CI/CD)によるパイプラインを通して、ビジネスニーズのシステム化を素早く進められたという。