NTTデータグループ、基幹ネットワークに可観測性プラットフォームを導入

今回は「NTTデータグループ、基幹ネットワークに可観測性プラットフォームを導入」についてご紹介します。

関連ワード (運用管理等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 NTTデータグループは、8万ユーザーが利用する自社基幹ネットワークにオブザーバビリティ(可観測性)プラットフォーム「New Relic」を導入した。導入を支援したNTTデータ先端技術が10月10日に発表した。

 NTTデータグループは、2021年から基幹ネットワークの最新化を進めている。新しいネットワークは、復元力、俊敏性、セキュリティ強化を重視し、ネットワーク機能仮想化(NFV)、ローカルブレイクアウト、ゼロトラストセキュリティなどの最新テクノロジーを導入している。

 しかし、ハイブリッドクラウド環境で複雑化した大規模ネットワークの可視化、問題検知と復旧の迅速化が課題となっていた。

 今回の導入で、ネットワーク監視機能の統合が実現した。従来は複数のツールで監視していた帯域、トラフィック、経路、接続を「New Relic Network Performance Monitoring」(NPM)に統合した。また、メトリクス収集頻度も従来の5分間隔から30秒間隔に短縮し、瞬間的なトラフィック増加も把握可能になった。さらに、トラブルシューティングも効率化でき、詳細なデータにより問題発生時の原因調査が迅速化された。操作性についても、直感的な操作によりオペレーターの習熟期間を短縮し、均質な監視体制が構築できた。

 New Relicは、システムの健全性を包括的に把握するためのオブザーバビリティプラットフォームだ。アプリケーション、ITインフラ、ログ、デジタルエクスペリエンスなど、あらゆるテレメトリーデータを収集し、分析、可視化する。これにより、パフォーマンスのボトルネックを特定し、問題を迅速に解決できる。

 NTTデータ先端技術は、New RelicがNTTデータグループの要件を満たす機能性を有していると評価した。5000台規模のネットワーク機器に対応できる拡張性や、ユーザー数とデータ量に応じたコスト効率の良いライセンス体系も採用の決め手となった。

COMMENTS


Recommended

TITLE
CATEGORY
DATE
クリエイターの収益化を可能にする「リンクインバイオ」ホームページビルダーのBeaconsが6.5億円調達
ネットサービス
2021-05-26 20:10
日本財団、「ウクライナ避難民支援プラットフォーム」を採用–避難から日常生活まで支援
IT関連
2022-06-12 15:31
土偶作者は右利きの可能性 文化財の新たな“鑑賞”手法、NHKが8K活用
IT関連
2021-04-21 19:11
GrafanaとCiliumが戦略的提携。eBPFベースの強力な可観測性のCiliumとGrafanaの統合を推進
eBPF
2022-11-07 00:32
LINE、オープンソースソフト「LINE FIDO2 Server」公開 パスワード不要でログイン可能
クラウドユーザー
2021-08-17 02:29
Touch Barを廃しMagSafeを搭載したM1 MacBook Proが登場する?
-
2021-01-17 16:16
AIで“出版流通改革” 集英社、講談社、小学館が丸紅と新会社
ロボット・AI
2021-05-15 02:14
ウイングアーク1st、営業支援サービス導入–新規リード獲得数が561%増
IT関連
2022-07-20 05:48
Teslaが電気自動車の全ラインナップを値上げ
IT関連
2022-03-17 00:07
完全なゼロトラスト実現のために企業のネットワークセキュリティを再定義–パロアルトネットワークス
IT関連
2021-07-07 04:38
ランサムウェア「Mespinoza」の攻撃者、犯罪の証拠も探り二重恐喝
IT関連
2021-07-16 22:39
freee、受発注管理ツール「freee業務委託管理」を提供–下請法やフリーランス新法に対応
IT関連
2023-12-15 09:09
日本原燃、再処理工場の設備点検・記録をローコード開発でデジタル化
IT関連
2024-07-11 22:39
ServiceNow、「Microsoft Teams」との統合機能を一般提供
IT関連
2021-02-23 08:04