山梨大学、「Azure OpenAI」を活用したチャットボットを構築–ナレッジコミュニケーションが支援

今回は「山梨大学、「Azure OpenAI」を活用したチャットボットを構築–ナレッジコミュニケーションが支援」についてご紹介します。

関連ワード (データマネジメント等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 山梨大学は、「Azure OpenAI Service」を活用した学内専用Teams Chatbot「UY×AI(ゆい)」を導入した。これにより教職員の業務支援や教育活動の効率化を推進していくという。導入を支援したナレッジコミュニケーションが発表した。

 UY×AIは、ブラウザーおよびアプリ版「Teams」に対応しており、「Microsoft 365」アカウントと連携し、シングルサインオンができる。利用ニーズの高い「文章要約」や「日英自動翻訳」は、専用ボタンを設置することで都度のプロンプト入力を必要としない設定とし、利用者の利便性を向上させている。山梨大学関係者のみ利用でき、個人情報や著作権侵害の可能性がある場合は、回答生成を制御できる。

 今回の導入において、ナレッジコミュニケーションはアジャイル型開発手法を採用し、1カ月未満で検証用チャットボットを構築したという。生成AIモデルや回答スタイルなどを検討した後、Teams Chatbotとして実装し試用を開始している。また、フィードバックを基に機能追加や調整を実施した。

 同社は、生成AIモデル選定について複数のモデルやリージョンから最適なものを選択。最新モデル情報を毎日チェックし必要に応じてモデルの変更提案を行った。また、シンプルなチャットボット環境を早期に提供し、利用者のフィードバックを反映させている。

 山梨大学は、安全かつ安心して利用できる文章生成AI環境を必要としていた。Azure OpenAI Serviceについては、高いセキュリティとプライバシー保護機能、大学独自の環境設定が可能なことを評価し、採用に至ったとしている。

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