「Raspberry Pi 5」に16GBモデルが登場–どんなユーザーにお勧めか?
今回は「「Raspberry Pi 5」に16GBモデルが登場–どんなユーザーにお勧めか?」についてご紹介します。
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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
「Raspberry Pi 5」のパワーユーザーに朗報だ。16GBのRAMを搭載したモデルがついに登場した。これにより、軽いタスクからメモリーを多く消費する重い作業まで、2GB、4GB、8GB、16GBのボードで対応できるようになった。
Raspberry Pi 5のニュースを追っている人にとっては、今回のリリースに特に驚きはない。これらのボードはすべて、8GBを超えるメモリー容量をサポートする「Broadcom BCM2712」プロセッサーの新しい最適化されたD0ステッピングを採用している。
RAMメーカーのMicronが16Gbit LPDDR4Xダイを8個含む単一パッケージを提供したことで、16GBのRAMを1つのチップに搭載できるようになり、16GBモデルが実現した。
今回初めて、Raspberry PiのRAM容量が小さな文字ではなく、ボード上に大きくはっきりとシルクスクリーン印刷された。
Raspberry Pi 5の中で、価格と性能のバランスが最も優れているのは、60ドルの4GBモデルだ。
50ドルの2GBモデルは、軽作業向けに特化したモデルと言える(筆者の2GBモデルはクラッシュしやすいので注意が必要だ)。一方、8GBモデルは、もう少しRAMに余裕が欲しい人にとって最適だ。
16GBモデルは、人工知能(AI)のワークロードなど、大量のメモリーを必要とする重いタスクを行う人向けに設計されている。
また、16GBモデルを1台使うことで、2台以上の4GBモデルや8GBモデルを置き換える人もいるだろう。
一般的なゲームユーザーにとっては、16GBのオプションはオーバースペックかもしれない。しかし、追加のRAMが本当に必要なケースでは、非常にありがたい選択肢だ。
しかし、120ドルとなると、安価なミニPCの領域に入ってくるので、賢明な選択をすることが重要だ。ミニPCであれば、より大容量で高速なストレージ、より多くのポート、そしてより高い柔軟性を提供する。
この新しいオプションはRaspberry Piで利用可能な最大のメモリーを提供するが、32GBのRAMを搭載したシングルボードコンピューターも存在するため、RAMの必要量が16GBを超える場合でも選択肢がある。