戸田建設、独自開発アプリ「ToLabel」で残業時間削減と業務効率化を実現

今回は「戸田建設、独自開発アプリ「ToLabel」で残業時間削減と業務効率化を実現」についてご紹介します。

関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 戸田建設は、Serverless Operationsの技術支援のもと、Amazon Web Services(AWS)のサーバレスアーキテクチャを活用した業務改善アプリ「ToLabel」を内製開発した。1月16日、Serverless Operationsが発表した。

 同ツールの活用で、大幅な残業時間削減と業務効率化、生産性向上を実現している。また社員への満足度調査では、5段階評価で4以上の評価を受けているという。

 ToLabelは、戸田建設と業務アウトソーシング協力会社(BPO会社)が利用する社内専用アプリ。建設現場の業務を適切な担当者に依頼し、完了までをフォローする。2年間の継続的な開発と運用で、戸田建設の業務に不可欠なツールとなっている。依頼処理件数は、当初の数件から数百件に増加しているという。

 従来、戸田建設では、建設現場における書類作成や事務手続きの煩雑さが課題となっていた。また担当者と手順の不明確さによる、依頼・進捗管理の非効率性が問題となっており、BPO(Business Process Outsourcing)推進の遅延や現場責任者の残業増加が課題とされていた。

 ToLabelは2022年4月、4名体制で開発を開始した。AWS上の設計や開発において、Serverless Operationsの技術支援を受けながら、「Figma」を用いたモックアップ作成と段階的な機能実装を進めてきた。Figmaは、ユーザーインターフェース(UI)デザインに特化した、ブラウザーベースのデザインツールで、ワイヤーフレーム、プロトタイプ作成、デザインカンプ作成など、UIデザインに必要な機能を搭載している。

 社内展開は2022年10月に最初のバージョンをリリースし、モデル現場での実証実験や説明会を実施しながら、全国支店への展開を進めてきた。

 その後は現場からのフィードバックを基に、機能およびUIを改善し続け、隔週に1回のペースでアップデートしている。これによりデータの増加に対応し、レスポンスの改善も実現しているという。

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